メッセンジャー黒田有、コメ問題に私見「10年先またこういうことがあった時にどうする」

0

2025年05月22日 19:45  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

メッセンジャーの黒田有=2022年6月1日

漫才コンビ「メッセンジャー」黒田有(55)が22日放送のカンテレ「旬感LIVEとれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分=関西地区)に出演。“コメ発言”で辞任した江藤拓前農相の後任に小泉進次郎氏が就任したことを受け、今後のコメをめぐる政府の対応について私見を述べた。


ジャーナリストの岩田明子氏(56)は、小泉氏について「発信力もありますので期待もできますけれども、結果が出なければ即アウトということになりますので、非常に難しい所に立ったというふうに思います」と話した。


備蓄米の競争入札をいったん中止し、随意契約で対応する方針も示されたが、「どうやって企業を選定するのか、公平性っていうところも問われてくると思いますし、最終末端価格まで決め切れるのかっていうところの問題も出てきます。どちらにしても私たちが手にすることができる価格というのは分かってしまうわけですから、これはもう厳しく結果が問われるところになりますよね」と指摘した。


また、タレント北斗晶(57)は、コメの価格について「高騰してるのって、必ず理由があるじゃないですか。備蓄米を止めちゃっている人、高くなるのを待ってそこから売ろうとか、そういう考えの人がまだいるでしょうし」と話し、「私はやっぱり小泉さんに期待しますね」と述べた。


価格の高騰に「農家さんに還元されるんだったらいいんですよ。農家さんがもうかっていないというか。うちもコメ農家なんで…。高騰してきている、今までよりいいよ、とそういう声を全く聞かないですよ、周りからも」と、農家の利益にはつながっていないとの見方を示した。


これを受け、岩田氏も、「食の安全保障ということを考えたら、農家を守らないといけないですから。(消費者と)双方を守るというのが小泉さんの役割になってきますよね」とした。


黒田は、石破茂首相の、事実上の減反政策を見直す考えについて「もともと自民党が(コメの生産を)少なくしようって言い始めて、で、この状況になって。1回やめた農家さんがこの言葉ひとつで…。やめた田んぼをもう1度コメ(を作れる状態)にするって、できないですよね。簡単にちょっと言いすぎな話。農家の方がもうかっていないというのが一番大事な話」と語った。


「もうちょっと先のことを考えたら、農家さんのことでもそうですし、減らした田んぼの部分をどういうふうに維持していって、若い人が田んぼ作りを始めようとかそういう、そこの部分を考えないと」とも言い、「今すぐの着火剤として(コメの価格を)安くしたところで、あと10年後の先、またこういうことがあった時にじゃあどうするんだ、っていうことはすごく大事な事。今だけのことでない」と強調していた。

    ランキングエンタメ

    前日のランキングへ

    ニュース設定