
【写真】艶やかな着物姿で登場した深川麻衣
本作は、古都・京都を舞台に、「本音と建前」を使い分ける京都人と東京から来たヨソさんである主人公との攻防が面白おかしく展開するシニカルコメディー。京都が大好きすぎて、この街のいちばんの理解者になろうとした主人公が、思いもよらず引き起こした大騒動を描く。
東京から京都の老舗扇子店に嫁いできたフリーライターで本作の主人公・澁澤まどかを演じた深川は、役柄に共感したことを聞かれ「京都についての知識が私とたぶん同じぐらい」と回答。そして「町中の壁にある小さい鳥居の意味だったりとか、なんで毎月1日と15日にお赤飯がお家に届くんだろうとかということって、今まで観光していただけでは知らなかったので、試写に来てくださった方の声を聞くと、そういうところで笑いどころが分かれたりとかもしているそう」と作中で描かれる京都について語った。
また、舞台挨拶では若葉が東京で大友の写真を撮った時に起きた異変について語る一幕も。若葉は「僕が彼の写真を撮ったら、なんか妖怪みたいなのが写ってて。大友律よりも妖怪中心の写真みたいな感じになったんです」と明かし、さらに「その数日後に、夢を見て。キッチンで料理を作っていたら、夢の中で律が後ろから話しかけてくるんです。『竜也さん、やばいです』って窓のほうを指差したら、窓とカーテンの間に誰かがいて、その隙間から顔が見えるんですけど、それがもう一人の律なんですよ。律が律のほうを指差して、『戻橋(もどりばし)に行かないとまずいことになる』って言って、その夢が終わるんです」と続けた。
戻橋を知らなかったという若葉は「調べたら、京都の死人が戻って来る橋みたいな場所があるらしくて」と補足。「そこの目の前に安倍晴明の神社があって『お祓いに行ったほうがいいんじゃない、律』って言って、明後日、行くみたいです」と明かすと、大友が「はい、僕は明後日、その戻橋に行ってきます」と宣言した。
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映画『ぶぶ漬けどうどす』は、6月6日より公開。