福住仁嶺(Kids com Team KCMG) 2025スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス 土曜日の悪天候により日曜日のワンデー開催となったスーパーフォーミュラ第5戦オートポリス。予選・決勝を1日で行うフォーマットは、昨今のスーパーフォーミュラでは珍しいものではなくなったが、今回はフリープラクティスもキャンセル、そして走行機会の少ないオートポリスが舞台とあって、各陣営は慌ただしい1日を過ごすこととなった。
そんなスケジュール、そして計時方式に変更された予選終盤のアクシデントでアタックが完遂できなかったことも相まってか、予選と決勝ではパフォーマンスに差が出る陣営も見られた。その象徴が、小林可夢偉が3番手、福住仁嶺が4番手で予選を通過したKids com Team KCMG陣営だったと言える。
それでもアウトラップで一度は抜かれた可夢偉を数周後にオーバーテイク、さらに3周目にピットを終えていた牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のテールへと迫っていった。フレッシュタイヤの利を活かすなら早期に決着をつけたいところ。しかし、想像を超えるスピードでマシンバランスは悪化しており、13周目、上り第3セクターの右・右と続くコーナーで、福住は単独スピンを喫してしまう。