2025年F1第8戦モナコGP ランス・ストロール(アストンマーティン) 2025年F1第8戦モナコGPにおいて、スチュワードは、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームのランス・ストロールに対し、1グリッド降格ペナルティを科した。
モナコGPのフリー走行1回目、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がヘアピン(ターン6)で前を走っていたストロールに衝突した。この件はFP1終了後に審議され、スチュワードはストロールとルクレール、両チームの代表者からヒアリングを行い、ポジショニング/マーシャリング・システムデータ、車載カメラの映像や無線などを見直した。
その結果、ストロールがルクレールの進路を横切ったことで、ルクレールがストロールに衝突してマシンにダメージを負ったと結論づけた。ストロールは、チームから無線でルクレールが近づいていると注意を受けていたが、それを聞いていなかったことが衝突に繋がったと述べた。スチュワードは、衝突の責任はストロールにあると考え、ルクレールは衝突を回避できる状況ではなかったとしている。
これによりスチュワードは、ストロールに決勝レースでの1グリッド降格ペナルティを科した。またペナルティポイントも1ポイント与えており、この12カ月におけるストロールのペナルティポイントは累積3ポイントとなった。
この衝突が起きた後、コース上にデブリが散らばったため、FP1のセッションは赤旗中断となった。ルクレールはダメージを負ったフロントウイングを交換し、トップタイムを記録した一方で、ストロールはマシンの修復を行ったため、これ以降はコースに出ることができずわずか4周の走行でFP1を終えることになった。
モナコGPのフリー走行2回目は、日本時間5月23日(金)の24時より行われる。
[オートスポーツweb 2025年05月23日]