2025年F1第8戦モナコGP シャルル・ルクレール(フェラーリ) 2025年F1第8戦モナコGPのフリー走行2回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はルイス・ハミルトン(フェラーリ)となっている。角田裕毅(レッドブル)は11番手だった。
気温23度、路面温度41度というコンディションで、現地時間17時にセッションがスタート。オリバー・ベアマン(ハース)とカルロス・サインツ(ウイリアムズ)はソフトタイヤ、ルクレールとキック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ、ガブリエル・ボルトレートはハードタイヤ、それ以外の15台はミディアムタイヤだ。
まずトップタイムを記録したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)で、タイムは1分12秒922。ただ「アップシフトを直してくれ。同じ問題だ」と不具合があることを無線で報告していた。2番手には1分13秒068でピアストリ、3番手には1分13秒162でルクレールが続く。
開始7分過ぎ、アイザック・ハジャー(レッドブル)がトンネルの先のヌーベルシケイン(ターン10)で左のリヤタイヤをガードレールにぶつけ、コース上で止まってしまった。セッションは赤旗中断となったが、ハジャーは自力でガレージまで戻った。その後セッションは残り時間43分のところから再開された。
再開後はミディアムのピアストリがトップに浮上し、アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルのメルセデス勢が続いた。そのピアストリは、サンテ・デボーテ(ターン1)で曲がりきれずにテックプロバリアに突っ込んでしまった。これでセッションは2度目の赤旗に。マシンからフロントウイングが外れてしまったものの、ピアストリは自力ですぐにガレージに戻った。
バリアの修復作業終了後、残り時間36分のところから再開。セッション中盤に入って各車新品のソフトタイヤを投入し、まずはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が1分12秒087でトップに立った。そのタイムをミディアムのハミルトンが上回ったが、アロンソは1分11秒890で再びトップに。FP1でトップだったルクレールもソフトに履き替え、1分11秒355とアロンソに0.535秒の差をつけた。
角田も新品ソフトでコースに出ており、まずは1分12秒751で11番手。その後1分12秒072までタイムを上げ、1分12秒068をマークしたフェルスタッペンとの差を0.004秒差としている。またマシンの修復を終えたハジャーが1分12秒356で16番手、チームメイトのリアム・ローソンは1分11秒823で一時3番手に。ハジャーはその後1分11秒842とタイムを上げたものの、サンテ・デボーテで再び左のリヤタイヤをぶつけてしまった。
セッション後半は各車ロングランに取り組むなか、フェルスタッペンがミラボー(ターン5)で曲がりきれずにランオフエリアへ。なかなかギヤがリバースに入らなかったようだが、すぐにコースへ戻っている。フェラーリのマシンは低速コーナーを苦手としているとルクレールは語っていたが、ロングランでは1分14秒台と、マクラーレン勢と似たようなペースで走る場面も。FP2はこのままルクレールがトップで終了し、ホームレースで好調な滑り出しを見せた。
2番手にはピアストリ、3番手にはハミルトンが入り、フェラーリが2台揃ってトップ3に入った。4番手はノリス、5番手と6番手にはローソンとハジャーが入りレーシングブルズは2台ともトップ10内で初日を終えた。7番手以降はアロンソ、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、アントネッリ、フェルスタッペンと続き、角田は11番手だった。
[オートスポーツweb 2025年05月24日]