非日常感を味わえる「西日本の日本百名山」おすすめ3選 登山に便利なアイテムも紹介【2025年5月版】

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2025年05月24日 10:20  Fav-Log by ITmedia

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西日本の百名山で、特別な時間を過ごそう(出典:白山ベストガイド)

 せっかく山に登るなら、日常を離れて心を解き放つような体験がしたいですよね。そんな願いをかなえてくれるのが、西日本に点在する個性豊かな「日本百名山」です。

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 深い森に包まれる静けさ、火山地帯ならではのダイナミックな風景、島山から望む海と空の一体感。どの山も、それぞれ異なる「非日常」を堪能できます。

 今回は、歩きやすさや景観のインパクトを兼ね備えた「西日本の日本百名山」3座を厳選し、登山をより快適にするおすすめグッズとともにご紹介します。

●非日常感を味わえる「西日本の日本百名山」:白山(石川県・岐阜県)

 標高約2702mの「白山」は、北陸を代表する霊峰として知られる日本百名山。山頂に鎮座する白山神社奥宮や1300年以上続く山岳信仰が、訪れる人に神聖な空気を感じさせてくれます。

 登山道には「ハクサン」の名を冠した固有種の花々が咲き誇り、7〜8月には山肌を可憐に彩るのも見どころです。

 別当出合から室堂平を経て山頂を目指す1泊2日のコースでは、夜は満天の星、早朝はご来光を望むという特別な体験が待っています。高山の静けさと雄大な景色の中に身を置けば、騒がしい日々を忘れて心が解き放たれていくでしょう。

 非日常に包まれながら、自然や信仰の深さをじっくりと味わえる一座。下山後は白山麓の温泉で、疲れを癒やすのもおすすめです。

●非日常感を味わえる「西日本の日本百名山」:伊吹山(滋賀県・岐阜県)

 伊吹山は、滋賀と岐阜の県境にそびえる標高約1377mの山で、山頂からは琵琶湖や比良山系、遠く日本アルプスまで見渡せる大パノラマが広がります。視界を遮るもののない山頂に立つと、まるで空に浮かんでいるかのような非日常感に包まれるのが魅力です。

 そして、初夏から夏にかけては、高山植物の最盛期。ルリトラノオやコイブキアザミなど、伊吹山特有の花々が咲き、花のじゅうたんの中を歩くような時間を楽しめます。

 山頂直下の9合目までは車でアクセス可能なため、山歩きに慣れていない人でも短時間で絶景に出会えるのもうれしいポイント。西登山道や中央登山道は比較的歩きやすく、気軽な山行にもぴったりです。

 登山の後は、周辺の温泉や道の駅に立ち寄ってリフレッシュするのもおすすめ。手軽に非日常を味わいたい人にぴったりの百名山です。

●非日常感を味わえる「西日本の日本百名山」:阿蘇山(熊本県)

 熊本県阿蘇地方、九州のほぼ中心にそびえる阿蘇山は、圧倒的なスケールのカルデラ地形と火山の荒々しさが魅力の、日本とは思えない風景が広がる一座です。

 根子岳から烏帽子岳までの阿蘇五岳を有し、ルートの各所で、五岳の稜線や広大な草原、火口の縁などダイナミックな景観を楽しめます。5月頃にはミヤマキリシマが仙酔峡ルートを彩り、荒涼とした大地との対比が目に焼きつくほど印象的です。

 登山道は比較的なだらかで、初心者でも無理なく挑戦できるルートも多く用意されています。ただし、阿蘇山は今も活動を続ける活火山。火山ガスによる立ち入り規制や噴火警戒レベルの変動があるため、訪れる際は必ず最新の情報を確認しましょう。

●西日本の日本百名山におすすめのグッズ

グレゴリー「ナノ20」

 行動時間の短い日帰り登山には、20L前後の登山リュックがおすすめです。

ザ・ノース・フェイス「マウンテンバーサマイクロジャケット」

 白山など宿泊を伴う山行では、ぐっと冷え込む朝晩のためにフリースなどの保温着が必須です。

キーン「ハイトレイル ウォータープルーフ」

 伊吹山など、行動時間が短めで、気軽に歩ける山では、ふもと歩きと山歩きを両方楽しめるシューズがあると良いでしょう。

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