お部屋を美術館のように演出できる「アートテレビ」のレビュー動画がYouTubeで注目を集めています。名画の画像を映すと、本当に絵が飾られているみたい!
●額縁みたいに壁掛けできる薄型液晶テレビ
動画を投稿したのは、ガジェット系ブログ「トバログ」の鳥羽恒彰さん。YouTubeでは購入した製品や自身のデスク環境などを紹介しています。
今回取り上げたのは、TCLが1月に発売した4K液晶テレビ「A300W NXTFRAME TV」(Android OS搭載)。市場価格は55V型が16万円台、65V型が19万円台、75V型が26万円台です。
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その特徴は、わずか3センチ程度の薄さと、額縁風のスマートなデザイン。額装した絵画を飾るように、壁へぴったりと設置できます。そこに名画を表示すれば、部屋を「アートのある空間」にできる趣向です。
鳥羽さんは同ジャンルの他社製品を海外で見て、「遠くに絵が見えるみたい」「近づいても絵が売っているみたい」「これテレビなの?」と絵画と見間違う程のクオリティーに驚くことに。期待していた国内販売をTCLが始めたところで、さっそく55V型を購入し、1カ月間使用しての感想を動画につづりました。
●プリセットの絵画を映して額装アートに
鳥羽さんがまず感心したのは、やはりその薄さ。本体は白で背面も真っ白。ざらりとしたマットな質感が気に入ったようです。白いフレームはそのままでもアート用品風味ですが、付属の木目調オプションを取り付ければ、より額縁らしく見せられます。
同製品の最大の特徴は映り込みしにくい低反射パネルを採用し、マットな質感で映像を映せる点。電源が入っていない状態でも、低反射のため周囲が全く映りません。
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壁掛けして絵画を表示するとアートのように部屋になじむデザイン性の高さが魅力的だと鳥羽さん。テレビを見ないときは絵を表示させておく使い方ができそうで、インテリアになじみそう。価格も高すぎず、これからの日本の住環境に合うんじゃないか――と語りました。
●設置して映してみると……難点はあれど圧迫感がなくてリビングにぴったり
テレビ台に置くためのスタンドも付属していますが、やはり壁掛けしたい、と鳥羽さんはリビングに壁掛けで設置。現在の65型テレビは圧迫感
システムにはGoogle TVを採用し、各種VODなどの表示が可能。肝心のアートは、標準搭載の専用アプリから自由に選んで映せます。
実際にゴッホやモネの絵を映してみると、「油絵の立体感が感じられる」と、鳥羽さん。映り込みしにくい低反射パネルによる、マットな質感がひと役買っているようです。
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「方向性が違うとはいえ、発色は有機ELテレビに劣る」「リモコンのデザインがコンセプトにそぐわない」といった難点は挙げつつも、鳥羽さんはA300Wに満足している様子。デザインがスマートで、ぴったり壁面設置できるため、大画面でありながら圧迫感がなく、リビングになじむそうです。
ただ、目玉のアート機能については、「商店などの演出には良いが、“テレビがついている圧”を感じるため、一般家庭で映しっぱなしにすることはないだろう」と消極的。あくまでもスタイリッシュな壁掛けテレビとして評価しています。
動画には「薄くて存在感無く設置できるのと照明の反射が少ないのがいいですね」「コンセプトは凄く惹かれるなぁ」などの声や、同ジャンルの製品が気になっているという人から「参考になります」といったコメントが寄せられていました。
画像提供:鳥羽恒彰さん
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