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経済学者の成田悠輔氏が25日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。日本の米に対する政治姿勢に「国が何をやりたいのか意味不明という気もするんです」とコメントした。
今月5〜11日のスーパーの平均米価は5キロ4268円と、前週に比べて54円も上がり、最高値となった。一方、「コメは売るほどある」と失言して21日に事実上更迭された江藤拓前農相の後任に小泉進次郎農相が任命された。早速、備蓄米の放出と、5キロ2000円台を宣言し、「令和版小泉劇場」を開幕させた。
成田氏は日本の農政について、「長く減反政策という計画経済みたいなのをやって、米を作らないように、値段を上げるように誘導してきたのは国じゃないですか。その結果、世界のコメの消費量は3倍、4倍と伸びてきているのに、日本だけが生産量40%減みたいなことをやってきた。いざ、何か起きたらこういう事態になるのは分かっていたと思うのです。実際起きて庶民が騒ぎ始めてみたら、今度は米の値段を下げなくちゃいけないと、また計画経済みたいなことを言い始めて。どっかと無理やり契約して2000円台でみたいな、そんなに深い根拠のない値段を取りあえず出してくる。米について、国がどういう目標でどういう政策をやろうとしているのかという全体像が見えないのが一番の問題」と、指摘した。
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