皇族参加の「育樹祭」、イメージソングはAI製 宮城県知事がChatGPT+Sunoで制作

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2025年05月25日 13:01  ITmedia NEWS

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(第48回全国育樹祭 みやぎ2025公式Webサイトより、以下同)

 宮城県は5月21日、10月に開催する「第48回全国育樹祭」のイメージソングを公開した。村井嘉浩知事自身が生成AIを使って制作したもので、タイトルは「緑のたましい」。作詞にChatGPT、作曲と歌唱に音楽生成AI「Suno」を使用した。いずれも無料プランを使っており、出力音源には編集を加えていないという。


【画像】「緑のたましい」の歌詞、1〜3番を全て見る


 知事がゴールデンウイーク中に「育樹祭を盛り上げたい」との思いから発案した。育樹祭公式サイトの内容などをChatGPTに入力し、歌詞を生成。歌詞をSunoに読み込ませ、女声のAIボーカルによる3分5秒の楽曲を出力した。制作時間は約15分。連休明けに県職員に提案したところ、イメージソングとして採用が決まったという。


 「緑のたましい」は明るい曲調の楽曲。冒頭は「風は海を越え 森を渡り 光は未来を やさしく照らす」で始まり、各番とも「宮城の空へ 誓いあげよう 緑のたましい いつまでも」と締めくくられる。育樹祭の公式Webサイトから、無料で聴くことができる。


 県は「緑のたましい」を育樹祭のイメージアップに活用する方針。公式WebサイトやSNSで公開する他、県機関での庁内放送、式典BGMにも使うという。


 全国育樹祭は、森林の保全や育成の大切さを啓発する、全国規模の緑化推進行事。開催都道府県と国土緑化推進機構の共催で毎年秋に行われ、天皇・皇后両陛下が全国植樹祭で植えた樹木を、皇族が手入れする。宮城県での開催は今回が初めて。



このニュースに関するつぶやき

  • 公式HPで聞いてきたけど無料で普通に悪くない出来w AIに仕事を奪われるのが意外や人間しか出来ないと思われたクリエイティブな部分つーのが皮肉だね
    • イイネ!1
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