上川隆也主演×堤幸彦演出、舞台『忠臣蔵』上演決定! 共演に高橋克典&藤原紀香

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2025年06月10日 07:10  クランクイン!

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舞台『忠臣蔵』上演決定(上段右)主演の上川隆也(下段左から)共演の高橋克典、藤原紀香
 上川隆也が主演し、堤幸彦が演出を手がける舞台『忠臣蔵』が、2025年12月から2026年1月にかけて上演されることが決定した。藤原紀香、高橋克典が共演を務める。

【写真】令和版『忠臣蔵』の舞台で演出を手掛ける堤幸彦

 元禄時代(1702年)に実際に起こった仇討ちを題材に、歌舞伎などで取り上げられて以来、何度もドラマ化、映画化、舞台化されてきた不朽の名作『忠臣蔵』。「年末と言えば『忠臣蔵』」と言われるほど、師走の風物詩として親しまれている。今回の上演も、実際の討入りの時期に合わせて、12月(14日)に上演される意義のある企画だ。12月に東京、1月に名古屋、富山、大阪で上演される予定となっている。

 主演の大石内蔵助役には上川隆也、大石の妻・りく役に藤原紀香、そして、吉良上野介役に高橋克典。映像や舞台で主役級の3人が顔をそろえ、新たな『忠臣蔵』の世界観を表現し、不変不朽の名作に光を当てる。演出は堤幸彦が担当。これまでに『魔界転生』『巌流島』『西遊記』などの大ヒット作を手掛けており、斬新で魅力的な令和版『忠臣蔵』を創り上げる。

 松の廊下の刃傷、赤穂城明け渡し、浪士たちの暗躍、大石内蔵助の放蕩、吉良方との攻防、そして最大の山場となる吉良邸への討入りへ。堅牢な吉良邸は襲撃に備えて万全の体制、いわば刺客と化した四十七人の集団がそこへ夜襲を仕掛け、守りを固める家臣たちと斬り合い、激しく闘う。

 大石内蔵助の深謀遠慮、妻りくの夫を慕う気持ち、立ちはだかる吉良上野介の存在感、3者の思いや考えが交錯し、平穏な日々からお家取り潰し、神経戦や攻防・調略、苦難を乗り越えて、最後の仇討ち本懐に至るまで、さまざまなドラマと人間模様が描かれる。

 主演の上川は「『年末と云えば?』の答えに、かつては必ず名を連ねていた忠臣蔵。今はその限りでは無いのかも知れません。そうした時勢だからこそ、新鮮に誠実に取り組みたい作品。心を込めて、大石内蔵助に臨みます」とコメント。

 演出を担当する堤は「まさか数百年語られてきた『忠臣蔵』を演出することになるとは、人生わからない。かくなる上は仲間と討入り覚悟で思い切った作品を創りたい! 大石内蔵助はじめ細かく登場する人々の心情を探り、高揚感と切なさが溢れるストーリーを織りなし、デジタルスペックで遠く元禄の世にお客様を誘う、記憶に残る舞台を目指します!」と意気込んでいる。

 舞台『忠臣蔵』は、東京・明治座にて2025年12月12日〜28日、名古屋・御園座にて2026年1月3日〜6日、富山・富山県民会館にて2026年1月17日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて2026年1月24日〜27日上演。

※上川隆也、堤幸彦ほかのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■上川隆也

 「年末と云えば?」の答えに、かつては必ず名を連ねていた『忠臣蔵』。今はその限りではないのかも知れません。そうした時勢だからこそ、新鮮に誠実に取り組みたい作品。心を込めて、大石内蔵助に臨みます。

■藤原紀香

 江戸時代から語り継がれ、多くの人々を魅了してきた『忠臣蔵』。この名作は、私にとっても深く心惹かれる作品です。今回は、《討入りの真実に迫り、謎を解き明かす新たな歴史ドラマ》になるということで、堤監督がどのような視点で描かれるのか、今から胸が高鳴っています。

 私がつとめさせていただく【大石りく】は、仇討ちを志す夫・内蔵助の本心を静かに受け止め、揺るぎない信念で支え続けた女性。「内助の功」の象徴として語り継がれてきた、江戸時代を生きた実在の人物です。そんな りく をお任せいただけることは、大きな喜びであると同時に、身の引き締まる思いです。

 また、大石りくの故郷である兵庫県豊岡市には、近畿最古の芝居小屋「出石永楽館」があり、毎年、永楽館歌舞伎が行われるたびに足を運んできた思い入れのある場所。そんな地にゆかりのある、りくのお役を今回つとめさせていただけるという、新たなご縁を心より嬉しく感じております。

 そして、本日発表となりました上川隆也さん、高橋克典さんという、確かな実力と存在感を兼ね備えた先輩方とご一緒できることも、心から光栄に思っております。

 歴史の陰に埋もれがちな“支える女性”の芯の強さ、そして内に宿る凛とした気高さを丁寧に体現できるよう、本作に真摯に向き合い、大切に演じてまいります。男たちの忠義の物語の中で、確かに存在していた「大石りく」という一人の女性の息づかいを、舞台を通して感じていただけたら幸いです。

■高橋克典

 長年、演じてみたいと思っていたのは大石内蔵助、と思ったら、今回いただいたのは吉良上野介という役どころ。果たして彼は本当に悪だったのか――調べるほどに見えてくるものがあります。堤幸彦監督の演出も想像もつきません。出演者の方々も殆どが初共演。

 この冬、どんな吉良を生きられるか。自分自身、楽しみにしています。

■堤幸彦

 まさか数百年語られてきた『忠臣蔵』を演出することになるとは、人生わからない。かくなる上は仲間と討入り覚悟で思い切った作品を創りたい! 大石内蔵助はじめ細かく登場する人々の心情を探り、高揚感と切なさが溢れるストーリーを織りなし、デジタルスペックで遠く元禄の世にお客様を誘う、記憶に残る舞台を目指します!

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