アーセナルが獲得を狙うケパ [写真]=Getty Images アーセナルがチェルシーに所属するスペイン代表GKケパ・アリサバラガの獲得へ前進しているようだ。9日、『スカイスポーツ』や『イブニング・スタンダード』など複数のイギリスメディアが伝えている。
アーセナルでは2023年夏に加入したスペイン代表GKダビド・ラヤが、プレミアリーグで最多のクリーンシート(無失点試合)を達成した選手に贈られるゴールデングローブ賞を2シーズン連続で受賞。しかし、29歳の守護神は今シーズンの公式戦55試合に出場とフル稼働を強いられたため、今夏の移籍市場では信頼の置けるバックアッパーの獲得を目指している。
以前から関心を寄せていたエスパニョールに所属するスペイン人GKジョアン・ガルシアのバルセロナ加入が有力視される中、突如として獲得候補に浮上したのがケパだ。2026年6月末までとなっているチェルシーとの現行契約には500万ポンド(約9億8000万円)の解除条項が付随しており、アーセナルが情報収集を目的とした交渉に臨んだことも明らかになっている。
今回の報道によると、当初アーセナルは他の選択肢も検討していたが、現在ではケパが新たなGKの最有力候補となっているとのこと。チェルシーおよび選手側との交渉は迅速に進んでおり、すでに合意への道筋が立っているという。近日中にも500万ポンド(約9億8000万円)の契約解除条項が発動される見込みで、アーセナルにとって今夏の移籍市場における最初の獲得選手となる可能性もありそうだ。
現在30歳のケパはアスレティック・ビルバオで頭角を表し、2018年夏にGK史上最高額の7100万ポンド(約139億円)でチェルシーへ活躍の場を移した。加入当初は正GKとして活躍したが次第に序列が低下し、一昨年夏にはレアル・マドリードへ、昨年夏にはボーンマスへレンタルで放出。今シーズンは公式戦通算35試合に出場し、リーグ戦におけるクラブの歴代最多勝ち点獲得にも貢献した。