2日間で191周を走行したJuju (HAZAMA ANDO Triple Tree Racing) 6月6日、7日の2日間ともドライコンディションで開催された富士スピードウェイでの2025スーパーフォーミュラ公式テスト。今季新たに立ち上がったHAZAMA ANDO Triple Tree Racingから参戦するJuju(野田潤樹)は、2日間合計で191周を走破し、1日目に1分24秒769、2日目は1分24秒777のベストタイムを記録。本人は「最後のアタックをまとめ切れなかった」と、悔しい表情をみせた。
今シーズンのJujuはレースでは細かなトラブルに悩まされる展開が多かったなか、今回のテストはトラブルフリーで2日間を走り切れたようだ。「トラブルも出なくて、クルマのベースはしっかりと作れたと思います。レースでトラブルは出てしまいますが、不安要素のひとつは取り除くことはできたのかなと思います」と、Jujuはテストでの手応えを感じている様子だった。
2日目には午後のセッションで開始50分のところで1分25秒246を記録。セッション中盤はユーズドタイヤで周回を重ね、残り30分を切ってからニュータイヤを装着して、2回のタイムアタックシミュレーションを敢行した。
残り15分を切ったところで計測した1度目のアタックでは、セクター2でパーソナルベストを更新するも、セクター3でタイムが伸びず1分25秒253で、自己ベスト更新とはならなかった。
そして、他の車両と同様にチェッカー直前に最後のタイムアタックを行った時は、セクター3ではそれまでのタイムを大幅に更新するタイムを記録したが、セクター2が少し伸び悩み、1分24秒777という結果になった。
「テストが順調に進んでいるからこそ、最後こういうかたちで終わったのが悔しいですね」とJuju。
「1回目も2回目のアタックも全然まとまらなくて……最後の最後でまとめ切れなくて悔しいですし、自分のなかではもっと上げられたと、そこは自分のミスなので」と終始悔しそうな様子だった。
タラレバを言えば、もう少しタイムが上がっていた可能性は十分にあったのだが「タラレバを言い出したらキリはないので……具体的になぜまとまらなかったのかは、これから調べてみます」と、現状の結果を受け止めていたJuju。
「最後はスッキリ終わらせたかったのですけど……次のレースに向けて、これをひとつのモチベーションにして頑張ろうと思います」と、7月の富士2連戦に目を向けていた。
[オートスポーツweb 2025年06月10日]