「僕としても非常に楽しみ」　カルバハル、まもなく開幕のCWCで8カ月ぶりの復帰へ！「初代優勝クラブを目指す」

　レアル・マドリードに所属する右サイドバック（右SB）ダニエル・カルバハルが、FIFAクラブワールドカップに向けた意気込みを語った。9日、スペイン紙『アス』が伝えている。

　今年4月上旬に「目標は5月末までに復帰すること」と語っていたカルバハルは、その言葉通りに、まもなく開幕を迎えるFIFAクラブワールドカップに間に合わせてきた。昨年10月に行われたビジャレアル戦で、右膝に重傷（前十字じん帯断裂、外側側副じん帯断裂、膝窩筋腱断裂）を負い、シーズンアウトが決定的に。それでも、すでにボールを使った練習を始めるなど、復帰に向けて順調に進んでいる。

　そんなカルバハルは、FIFAが実施したインタビューに登場。CWCでの復帰が現実味を帯びてきたなか、同選手は「これは新しい大会で、その名前が指し示す通りスーパーワールドカップだ。世界最高のクラブチームが競い合う。レアル・マドリードとしても、僕個人としても非常に楽しみにしている」と告白。続けて「長期離脱を余儀なくされたけど、最初からこのワールドカップにベストコンディションで臨むということに挑戦してきた。今、それは順調に進んでいる。この目標が達成に近づいてきたことで、チームに貢献できるという確信を持てるようになり、毎日のトレーニングにおける喜びをさらに高めているんだ」とピッチに戻ることが原動力となっている、と明かした。

　またカルバハルは、今回が第1回大会となる新フォーマットのCWCに対しての臨み方について、「レアル・マドリードの目標は、どんなときでも勝利すること。それは明確だ。この大会でも、チャンピオンになるために全力を尽くすよ。それにさ、フットボールの歴史に名を残すこともとても大きな出来事で、だから僕たちは、クラブワールドカップの初代優勝クラブを目指している」と意気込んでいる。

　この大会で優勝すれば、レアル・マドリードでの28個目のタイトルとなるカルバハル。今シーズン限りでの退団が決まっている歴代1位のMFルカ・モドリッチに続く記録保持者は、「僕にとって、それはとても重要なことだ。このクラブで歴史を作り続け、タイトルを獲得し続けることが目標だからね。そのために尽力し、達成するために集中しているよ」と語っている。

　8カ月前の大ケガからの復帰が近づいているカルバハルは、CWCで長く険しいリハビリを乗り越えたご褒美を獲得できるのだろうか。レアル・マドリードの初戦は、18日のアル・ヒラル戦となる。