5歳息子が保育園で「どうしてママはお腹が出ているの?」と言われ… 27キロ減量のママに反響「私のせいで悲しい思いをさせるのは嫌だ」

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2025年06月11日 07:20  ORICON NEWS

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27キロの減量に成功したなーみんさん
 SNSに投稿された動画「肉の鎧を脱ぎ捨てました」が、話題を集めている。投稿者のなーみんさんはさまざまなダイエットに挑戦し、10ヵ月で27キロの減量を成功した。その様子をおさめた動画は146万回再生を超える反響を呼び、「並々ならぬ努力!!」「泣ける動画だわぁ」「私もモチベが上がりました」などと、さまざまなコメントが寄せられた。ダイエットを始めたきっかけや成功後の心境の変化などについて、投稿者のなーみんさんに聞いた。

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◆息子の言葉に衝撃を受けてダイエットを決意、「自慢のママになる!」ことを目標に

――ダイエットのきっかけは息子さんの言葉だそうですが、どのようなことを言われたのでしょうか?

【なーみんさん】 「どうしてママはお腹が出ているの?」と言われました。詳しく聞くと、保育園の同じクラスのお友達から聞かれたとのことでした。当時の私は、5歳児がおかしいと感じるほど太っているという自覚がなく、「人よりちょっとぽっちゃり」くらいに思っていたので、息子の言葉に衝撃を受けてダイエットを始めました。

――どういったことを目標に減量をしてきたのですか?

【なーみんさん】 息子が小学生になった時に、「私のせいでからかわれたり、悲しい思いをしたりするのは嫌だ」と強く感じたので、「自慢のママになる!」ということを目標にしました。

――これまでにもダイエット経験はあったのでしょうか?

【なーみんさん】 ぽっちゃりという自覚は4歳の頃からあり、体重を公表するのが恥ずかしかった記憶があります。小学校4年生の時に健康診断で「肥満傾向」と言われてからは、ダイエットとリバウンドをくり返す人生でした。

――無理なダイエットをしたことも?

【なーみんさん】 学生時代はスポーツをしていたのですが、食事の減らしすぎと運動のしすぎが重なって貧血になり、医師から「運動禁止」と言われたこともありました。食べないダイエットの反動で過食し、1ヵ月で7キロ以上太ったこともあります。

――「ぽっちゃり体型」だった要因などはわかりますか?

【なーみんさん】 食べることが好きで、お菓子やジャンクフードなど、太りそうなものは全て好きでした。特に体重が増加した原因は、3回の妊娠・出産です。その度に大幅に太り、体重が戻り切らないまま妊娠するというのをくり返しました。食べつわりがひどく、吐き気はあるが嘔吐恐怖症で吐くことができず、食べている間は気が紛れるので常に食べていました。

◆ダイエットによって毎日を楽しく生きられるようになり、“自分”を取り戻すことができた

――それは大変ですね…。

【なーみんさん】 3人目の妊娠中は20キロ以上太って妊娠高血圧症候群にもなり、緊急入院と緊急出産を経験しました。特に体重が戻らなかった3人目の産後は、常に食べていました。朝は食パン2枚、10時のおやつに菓子パン2個、昼はインスタントラーメンと韓国風海苔巻き、15時のおやつにポテトチップス1袋、夜は家族と同じ量を食べる…。こんな生活を毎日送っていました。

――ダイエットではどういった食事制限や運動を行ったのですか?

【なーみんさん】 基本的には3食摂り、低脂質、低糖質、高タンパクな食事に変えて、間食はほぼやめました。運動は無酸素運動を中心にして、月1回のファスティングも欠かしませんでした。オンラインのパーソナルトレーニングも始め、Zoomでトレーニング指導をしてもらいました。

――ダイエット成功後の心境の変化について教えてください。

【なーみんさん】 34年間ずっと肥満体型だったので、痩せた後に「生きづらい生き方をしていたんだな」と気づくことが多かったです。例えば、一番太っていたときにはユニクロの店頭にあるサイズは全て着られず、オンラインで購入していました。着たい服が似合った記憶が一度もないので、流行の服を着られないことが大きなコンプレックスでした。

◆かがむだけで両膝が痛くて育児が苦行…「子どもと満足に遊んであげられず、申し訳ない気持ち」

――ほかにも生きづらいと感じたことがありましたか?

【なーみんさん】 「1時間以上歩くと足の指の付け根が痛くなる」「かがむだけで両膝が痛くて育児が苦行」「走り回れないので子どもと公園で満足に遊べない」「眠りが浅く、自分のいびきで起きる」などは太っていたときは当たり前の出来事でしたが、今は普通ではないと気づきました。満足に遊んであげられず、子どもたちには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――ダイエットがいい影響も与えましたか?

【なーみんさん】 息子が悲しい思いをしないようにと始めたダイエットですが、いつしか「私が幸せになるためにも必要なことだった」と思うようになりました。妊娠・出産を機に急激に崩れた体型と家事や育児で忙殺された時間の中、“自分”という存在を忘れていましたが、自分に目を向ける時間が増えたことで人生に“自分”を取り戻し、普通の毎日を生きることがとても楽しく、もともと前向きだった性格がさらに前向きになりました。

◆「過去の自分と同じ立場の人の希望になる」 SNS投稿を通じて伝えていきたい想い

――SNSでは誹謗中傷などで苦しむ人も多くいます。なーみんさんは自身のありのままの姿をSNSで公表していますが、恥ずかしさはあったのでしょうか?

【なーみんさん】 少し抵抗もありましたが、フォロワーが増えるまでは周囲にはバレないだろうと思ったので、すぐに吹っ切れました。フォロワーが増えた頃にはもう体重も減ってきていたので、恥ずかしい思いも消えていました。

――SNS公表に至った経緯は?

【なーみんさん】 挫折ばかりのダイエットに終止符を打ちたくて、“後に戻れない状況”を作るために公表したのが始まりでした。しかし、投稿していくにつれて応援してくださる方々が増え、私のように悩んでいる方がたくさんいらっしゃることを知りました。そこからは「私が頑張る姿を見て少しでもダイエットのモチベーションを上げてくれる人がいれば」という思いで発信するようになりました。

――SNSを通して実感したことを教えてください。

【なーみんさん】 もちろん否定的な意見もありましたが、それ以上に「人は変われるんだと勇気づけられました」「生まれて初めて自分に合ったダイエットを見つけることができました」といった感謝のメッセージが多く届きました。「今の私が過去の自分と同じ立場の人の希望になるんだ」と私自身も頑張れたので、本当に感謝しかないです。

――ダイエット経験を活かした今後の活動や夢、目標がありましたら教えてください。

【なーみんさん】 秋頃にダイエット記録をまとめた書籍の出版を予定しているので、体型に悩むすべての人の希望になるような一冊にしたいと思っています。そして、私と一緒に頑張ってくれていたフォロワーさんも巻き込んでダイエットをしていきたいです。私がダイエットで人生が変わったように、体型コンプレックスから解き放たれて幸せな人生を送る人が1人でも増えてくれたらいいなと思っています。

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