93kg→63kg減量成功 「このままだと命に関わる」医師に言われて決意…“自分を責めないダイエット”で心まで変わった8カ月

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2025年06月11日 07:30  まいどなニュース

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93kgから63kgへ…減量する前のなつみさん

「見た目が変わると、心も変わる」…8カ月で93kgから63kgへの減量に成功したなつみさんの言葉です。なつみさん(@natsu.diet_bodymake)がInstagramにマイナス30kg達成するまでの変化の経過を投稿したところ、「努力が本当にすごい」「めっちゃ尊敬します」などダイエットを志す同世代の女性を中心に注目が集まりました。

【アフター写真】93kgから63kgへ…30kg減量したなつみさん

なつみさんのダイエットは、ただ痩せることが目的ではなく、自分を取り戻すための旅だったと言います。最初の一歩を踏み出したその先には、想像以上の変化が待っていました。

 健康診断から始まった人生の転機

なつみさんがダイエットを決意したきっかけは、毎年の健康診断で指摘されていた肝臓の数値の異常。「やっぱり脂肪肝か…」と半ば予想していたものの、精密検査で医師から「このままだと肝硬変になって命に関わる」と告げられた言葉が心に残り、ダイエットを開始することになります。

それまでのなつみさんは、周囲から容姿について何か言われるたび、心に空いた穴を埋めるようにお菓子やごはんを食べ続けていたそう。それでも満たされることはなく、「変わりたい」と思いつつも止まらない食欲を抑えられなかったと振り返ります。

なつみさんがダイエットに向けて実際に行動を開始したのは2023年12月、クリスマスの日でした。「忘れられない日になるように」と選んだスタート日は、今では人生の転機となった記念日だと言います。

食事改善と筋トレで挑んだ8カ月の変化

「我慢だけのダイエットでは続かない」

なつみさんが実践したのは、綿密な栄養管理と、自分を責めない思考の切り替えでした。食事と運動、どちらも無理なく続けるための工夫とは?心と体の両方に変化が訪れた8カ月をたどります。

【食事改善の極意、カロリー計算だけじゃない】

なつみさんが食事においてこだわったのは、カロリーだけではなく「PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物)」を考えたメニュー。アプリでの記録を8カ月間徹底し、自ら組み合わせを考えて献立を作る日々でした。

以前の食生活は、いつでも食べたいときに食べたいものを食べるというもの。ダイエット中は、「ごはんは決めた時間(3〜4時間おき)に食べる」「腹八分に留める」「18時以降は極力食べない(トレ前後の栄養補給を除く)」という決まりのもと、食事を摂ることを意識していたと言います。

過去には「お菓子を食べたら即アウト」という極端な思考に苦しみましたが、今回は「食べすぎたら調整すればいい」と柔軟な考え方を持ち、1日のトータルで栄養を管理。持続可能なダイエットに繋げました。

【筋トレで心も鍛える!体重が減った先にあった“メンタルの変化”】

なつみさんが筋トレにおいて重視したのは、継続できるように自分のやる気やコンディション(生理中・風邪気味など)に合わせ、工夫して無理なく取り組むようにしたこと。

筋トレを続けるうちに、なつみさんは心にも変化が生まれます。以前は体重と向き合うことをせず、自身の体型についても見て見ぬフリをしていました。しかし「他人と比べるのではなく、過去の自分と向き合うことが大切」だと気づき、毎朝鏡で全身のむくみや体型を確認したり、トイレの後に体重を測ったりすることを習慣づけたといいます。

また、定期的に経過写真を撮影。写真を並べて見比べることで、自分の進化を実感し、自信を深めていきました。

「写真を撮るのが嫌だった過去の自分にはもう戻れない」…今ではそう笑顔で話します。

2025年6月現在、トータル35kgの減量に成功!変わったのは体重だけじゃない

「太っている自分が嫌いだった。でも変わる勇気がなかった」

2023年12月のダイエット開始当初に93kgだった体重は、8カ月の努力の末に2024年8月には63kgまで減少。その劇的な変化は、見た目だけにとどまりませんでした。なつみさんは30kg痩せた後もダイエットを継続しており、2025年6月現在ではさらに5kgの減量に成功しています。

ダイエットの最大の壁「継続」を乗り越える方法

三日坊主で終わらせないコツは、“目の前の一歩”にある。

長い道のりに見える減量の旅も、小さな積み重ねの連続。なつみさんが実践した「続ける技術」には、誰もが明日から取り入れられるヒントが詰まっています。

▽目標達成は「小さな一歩」が鍵!

「93kgから63kgに!」といった大きな目標だけでなく、「まずは4kg落として80kg台に」といった小さな目標を積み重ねることが継続の秘訣だと、なつみさんは言います。

さらに「未来の自分が誇れる選択をする」「自分との小さな約束を守る」「理想とする憧れの人を見つける」など、日々の努力が習慣に変わっていきました。

▽チートデイの活用法

「爆食チートデイ」を月1〜2回取り入れ、精神的なリフレッシュを図ったなつみさん。特に体重が停滞している時に食事量を増やすことで、数日後に体重が減るという現象も経験したそうです。

「ただのご褒美ではなく、心と身体を安心させる大切な調整日でした」と話します。

ダイエットが変えたのは体だけじゃない!心の成長

痩せることは、心を強くすることでもありました。自信を持って外に出かけ、笑顔で人と会えるようになった今──なつみさんが語る「心の変化」は、多くの人が見落としがちなダイエットの本当の価値を教えてくれます。

▽ボディメイク大会への挑戦

減量後、次に掲げた目標は「ボディメイク大会への出場」。ダイエット中に見ていたYouTubeの出演者たちが皆さん出場経験者だったこともあり、密かに憧れていた大会の舞台なのだそう。

SNSを通じて声をかけてくれたトレーナーの存在が、決意の後押しとなりました。今ではジムでのトレーニングやケトジェニック食に挑戦する日々を送っています。

▽心の変化を実感した瞬間

「胸を張って外出できるようになった」「人と自信を持って笑顔で会えるようになった」「洋服選びが楽しくなった」

これはすべて、過去の自分では想像もできなかった変化です。体型を隠すための服ではなく、着たい服を選べる今。「同じ悩みを持つ人の希望になりたい」と語る彼女のSNS発信は、すでに多くの共感を集めています。

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