中国DJIは6月10日、ポータブルバッテリー2機種を国内発表した。「DJI Power 1000 V2」(8万5800円)と、大容量の新機種「DJI Power 2000」(15万1800円)で、急速充電や拡張性、大出力のほか、スマートフォンアプリからの遠隔操作といったスマート機能も有する。同日から販売を開始した。
【画像を見る】DJIが投入するポータブルバッテリー2機種(全4枚)
Power 1000 V2は、同社初のポータブルバッテリー「DJI Power 1000」の強化モデルで、容量1024Whのバッテリーを搭載し、安定して連続2600Wの出力が可能。急速充電機能により37分で80%、56分でフル充電できる。重量は14.2kgで、140WのUSB-Cポートを2つ備え、合計280Wを供給できる。最大5台の拡張バッテリー接続により容量を1万1264Whまで拡張可能だ。
別売の充電ケーブルを使い、DJI Power SDC超急速充電機能を利用することで、特定のDJI製ドローンバッテリーを急速充電でき、約30分で10%から95%までチャージしての再飛行が可能という。ドローンバッテリー3つ、DJI Powerポータブル電源1台持っていくことで、1日中飛行や撮影を楽しむことができるとしている。
一方、Power 2000は容量2048Whのバッテリーを搭載し、重量約22kgで32.6リットルのコンパクトボディを実現した。最大2700Wで安定した連続出力が可能で、同社によると家庭用電化製品の99%以上を稼働させることができるという。最大2200Wの急速充電により85分で80%、114分でフル充電が可能だ。
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Power 2000はAC出力4ポート、USB-C4ポート(140W×2ポート、65W×2ポート)、USB-A4ポートを備える。充電方法はACコンセント、太陽光発電、車載充電、ハイブリッド充電から選択でき、太陽光発電では最大1800Wの入力(ACとのハイブリッドで2200Wまで拡充可能)に対応する。最大10台の拡張バッテリー接続により容量を2万2528Whまで拡張可能だ。
両機種ともLFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーを採用し、4000回の充電サイクル後でも80%の容量を維持する。インテリジェントバッテリー管理システムにより温度監視や過電流保護機能を備える。新たにポッティング保護処理を施し、雨や結露、塩水噴霧といった環境下でも安全な動作を確保する。
無停電電源装置(UPS)モードを搭載し、停電発生時0.01秒以内の給電を実現。スマートフォンアプリ「DJI Home」からの遠隔操作にも対応し、AC出力のオンオフ切り替えやパラメーター調整、電力状況のリアルタイム監視が可能だ。
また、防災製品等推奨品として防災安全協会の認証を取得。公式ストアでは、関連アクセサリーとして拡張バッテリーや車載充電器、ソーラーパネルアダプターなどを別途用意している。
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