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「は〜い、中森明菜で〜す!」
6月6日、中森明菜(59)が生放送のラジオ番組『中川家 ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)にサプライズ出演を果たした。
「明菜さんは大の中川家のファンで、この日は次週放送予定分の収録をおこなっていたのです。しかし明菜さん側から“生放送にも出演したい”という意向があり、生放送へのゲリラ出演となったそうです」(スポーツ紙記者)
4月には大分で野外フェスに出演。そして前号の本誌で報じたように今夏33年ぶりに声優業も再開する明菜。7月の還暦を前に精力的に活動に専念できる背景には“頼れる身内”の存在があるようだ。
「先月のアニメ声優の収録現場には、明菜さんとほぼ同世代の女性マネージャー・Aさんが姿を見せていたそうです。実はAさんはかつての明菜さんの所属事務所代表の実姉。長年の付き合いということもあり、明菜さんが自分でやりたい仕事を選べる環境づくりに全力で努めているといいます」(制作関係者)
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昨年11月には香取慎吾(48)と大ヒット曲『TATOO』をコラボして話題になった。そんな彼女がいま、熱心にラブコールを送っている相手がいる。
4月22日、明菜は稲垣吾郎(51)がパーソナリティを務めるラジオ番組『THE TRAD』に出演。’80年代アイドルについて聞かれ即座に、「私はやっぱり(松田)聖子さん(63)が大好きです! 新曲の発売日に駅近くのレコード屋さんにオープン前から行っていましたね」と“聖子愛”を爆発させたのだ。
「明菜さんはデビュー前から聖子さんの全シングルを買っていたそうです。“聖子さんの歌で歌えない曲はない”とも豪語していました。再始動した明菜さんが、最も共演したい憧れの人こそ聖子さんなのです」(音楽関係者)
そんな明菜の目標を知って一大プロジェクトが水面下で進められていると言うのはNHK関係者だ。
「NHKは今年放送100年の節目を迎えました。放送中の連続テレビ小説『あんぱん』では松嶋菜々子さん、竹野内豊さん、妻夫木聡さんら豪華出演陣をそろえるなど“100年プロジェクト”が続々と進行中です。その締めくくりの『紅白』では聖子さんと明菜さんの出演に向け動いているのです」
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■昭和100年コーナーで奇跡のデュエット
今年4月に聖子はデビュー45周年を迎えた。6月4日に発売されたベストアルバム『永遠のアイドル、永遠の青春、松田聖子。〜45th Anniversary 究極オールタイムベスト〜』がオリコンデイリーアルバムランキング1位を記録するなど、人気はいまだ健在だ。
前出の音楽関係者は続ける。
「’21年12月に愛娘・神田沙也加さんが逝去し、聖子さんは同年の紅白への出場を辞退。以降、テレビ出演を控えてきました。
そんななか、聖子さんは今月5日放送の『NHK MUSIC SPECIAL 松田聖子 マイ・ベスト・SEIKO』に出演。自らナビゲーターを務め、初出場した『紅白』の映像とともに当時の思い出を語りました」
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一方の明菜も5月1日に開催されたアーティストたちによる初のトリビュートライブの様子がNHK BSの音楽番組『The Covers』で2週にわたり放送された。
「会場に訪れた明菜さんの様子も収録されています。彼女がNHKのカメラ前に姿を現すのは『紅白』以来、10年半ぶり。さらにこれまでのNHK出演映像が今年4月から来年3月まで毎月YouTubeで随時公開されていきます。
NHKは聖子さん、明菜さんと再び信頼関係を築いています。その強みを生かして2人の『紅白』出場につなげたいと考えているのです」(前出・音楽関係者)
今年は終戦80年の節目でもある。前出のNHK関係者は続ける。
「『あんぱん』では戦争による悲劇を明確に描いており、今年の『紅白』司会はヒロインの今田美桜さんが有力視されています。福岡出身の今田さんにとって聖子さんは尊敬する同郷の大先輩。局としては今年の『紅白』には聖子さんに出演していただきたいのです。
ただ出演が実現した場合、紅白で共演したことがある沙也加さんを思い出してしまう視聴者も多いと思います。しかし、それは聖子さんの本意ではないそうです。
今年は“昭和100年”のメモリアルイヤーです。そこで、聖子さんと明菜さんが“昭和100年コーナー”でデュエットするといった特別企画も検討しています」
その候補曲が、聖子の名曲『瑠璃色の地球』だという。
「明菜さんはかつてカバーアルバムで聖子さんの『瑠璃色の地球』を歌いました。地球の平和と安穏を祈念する歌詞は終戦80年のメッセージとも合致します。聖子さんが最後に出場した’20年の『紅白』では、まさにこの『瑠璃色の地球』を歌っていただきましたが、新型コロナ禍のため無観客での収録でした。ですから今度は満員の観衆を前にお2人に歌っていただけないものかと……。絶好のタイミングとなる今年を逃せば、2人の『紅白』出演は事実上不可能だと考えています」(前出・NHK関係者)
まさに“ラストチャンス”だというのだ。明菜は聖子ファンとはいえ、肝心の聖子は明菜をどう思っているのか。デビュー当時から聖子を知る写真家のYAHIMONときはるさんはこう語る。
「以前、『ユーミンが、中島みゆきさんの歌を絵にたとえたら“水墨画”、私にはまねできない世界観。私の歌を絵にたとえたら色を使っているパステル画だから”と話されていました』と聖子さんに伝えたことがありました。そうしたら間髪いれずに“明菜ちゃんの歌と私の歌みたい。明菜ちゃんの歌は水墨画で私にはまねできない世界観よね”と言われたのです。
実は聖子さんは明菜さんの『ジプシー・クイーン』がお気に入りでした。知り合いのパーティでは『DESIRE』を歌ったこともあったとか。周りから合いの手を入れられたとき、聖子さんはうれしそうにしていたといいます」
ライバルとも評された2人だが、本人同士は相手に敬意を示していたのだ。“奇跡の共演”が実現することを願うばかりだ。
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