中国にいる男性にビデオ通話で友人が包丁を突きつけられている様子を見せて脅し、現金を振り込ませたとして、警視庁国際犯罪対策課は12日、東京都中央区湊2の美容関連会社経営、王媛媛(おうえんえん)(37)と東京都新宿区北山伏町の会社員、翁博(おうはく)(28)=いずれも中国籍=の両被告を強盗容疑で再逮捕したと発表した。
再逮捕容疑は、3月27日午前8時半〜28日午後6時50分ごろの間、王容疑者の自宅から北京市に住む中国人男性(39)に複数回ビデオ通話し、暴行されてけがしている男性の友人の姿を映して包丁を突きつけ、「70万元(約1400万円)を払わなければ(友人を)殺す。手をぶった切る」などと脅迫し、約180万円を振り込ませるなどしたとしている。2人は「事実ではありません」などと容疑を否認しているという。
警視庁によると、暴行を受けたのは、日本にいる美容関連の会社を営む中国人男性(41)で、被害者とビジネス上のパートナーだった。
暴行を受けた男性は王容疑者の自宅で、美容クリニックの開業資金の支払いの相談を受け、男性が断ったところ、約1日半にわたって監禁され、全身を殴られて全治1カ月の重傷を負ったという。友人が築地署に相談して発覚した。
両容疑者は、この男性に対する傷害や強盗、逮捕監禁容疑などで2回逮捕、起訴されていた。【朝比奈由佳】
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