大阪・関西万博の会場=大阪市此花区 大阪・関西万博のパビリオン工事費の未払い問題を巡り、被害者の会が13日、大阪府庁で記者会見を行い、新たに「中国館」と「マルタ館」の工事に携わった会社が加入したと明らかにした。同会代表の男性によると、アンゴラ、中国、マルタ館の工事で未払いの影響を受けている関係者は計約150人に上るという。
中国館の電気工事に関わった2次下請けの会社社長は、追加工事費3700万円が支払われていないと明かした。元請けの名古屋市の建設会社が、1次下請けの会社に1億1000万円の未払いがあることが要因という。
また、マルタ館工事の下請け会社社長によると、元請けの外資系イベント会社から、建設費や追加工事費など計約1億2000万円が支払われていないという。下請け会社は5日、元請け会社に支払いを求めて、東京地裁に提訴した。