原宿・竹下通りにオープンした「辛ラーメン粉食(ブンシク)POPUPストア」 農心ジャパンは、『辛ラーメン』の専門店「辛ラーメン粉食(ブンシク)POPUPストア」日本第1号店を6月10日に原宿・竹下通りにオープンした。本場韓国の“粉食文化”を体感できる同ストアは、話題の漢江(ハンガン)ラーメンや写真映えするフォトスポットなど、まるで韓国にいるかのような体験ができる空間となっている。
【写真】お湯やミルクの量に合わせてスイッチ1つで完成…自動ラーメン調理機とは?
世界100カ国以上で愛される『辛ラーメン』ブランドの発信拠点として誕生した今回のPOPUPは、昨年の日本での第1弾開催に続く第2弾企画。ペルーに開店した世界1号店に続く形で、日本は世界2号店となる。
農心ジャパン成長戦略部門部門長のジョン ヨンイル氏は、「若者が多く集まる場所ということもあり、より多くの人に辛ラーメンを体験していただきたいという思いから原宿への出店を決めました」とオープンの理由を語った。
辛ラーメンは日本でも年々認知を広げており、10年連続で売上を伸ばしている。同氏は「日本のインスタントラーメンの割合は、カップラーメンが8割の市場になっていますが、韓国は反対で、袋麺が6割、カップ麺が4割になっている市場です。韓国のラーメンで求められているものは、簡便性よりも袋麺を中心とした食感、スープのうまみを求める市場、これが日本でも評価されていると思います」と売上を伸ばしている要因について明かした。
同店舗で特に注目されているのは、自動ラーメン調理機による“漢江(ハンガン)ラーメン”が体験できるところ。韓国ドラマではカップルが漢江沿いでラーメンを美味しそうに食べるシーンがよく描かれているが、この自動調理器を使った辛ラーメンの調理は韓国でも若年層を中心に大人気のカルチャー。日本から韓国旅行に行く際も、定番の観光スポットになっている。
6月10日から15日まではオープニングイベント期間として、各日限定500人が参加可能な特別企画を実施しており、クイズに答えることで「モディシューマー体験」が無料で楽しめる。9種類のトッピングから好きな具材を選び、お湯やミルクの量を調節することで、自分好みの辛ラーメンを作ることができる。この好みに合わせて消費者が自ら商品をカスタマイズすることは「モディシューマー」と呼ばれ、「MODIFY」と「CONSUMER」を掛け合わせた造語として、現地で大きなトレンドになっている。
筆者のおすすめは、お湯の代わりにミルクで作る方法。そこに卵とチーズをトッピングすればさらに濃厚でクリーミーな味わいのスープになり、辛さが苦手な人でも無理なく食べられるような味になっている。実際に、SNSで話題を集めている「辛ラーメン トゥーンバ」はピリ辛のクリーム味になっており、SNSでユーザーがアレンジする文化から生まれた商品だという。
オープニングイベントは、13日から15日は事前予約制となっており、辛ラーメン公式SNSで受付される。通常営業は6月16日から開始。約1年間の営業を予定している。