
3月25日にデビューをした5人組のエンターテインメント集団『真夜中のサーカス』。デビュー後はライブ活動をメインに行ってきたが、ついに6月14日に全5曲を収録したミニアルバムをリリース。そこで、今回のミニアルバムや今後の活動にかける思いについて、メンバー5人に聞いてみた。
『真夜中のサーカス』ならではの“特徴”
国民的アニメ『ONE PIECE』の主題歌を歌った経験を持ち、同グループでは『Nico』として活動する新里宏太はこの異色のグループについて、
「普段は俳優として活動している5人が集まった集団です。全員が歌手の活動をしてきたわけではなく、グループ活動を行ってきた人や俳優しか経験してこなかった人、一度は芸能界から離れてしまった人など、さまざまなバックボーンを持つメンバーが集まって、歌やダンスのパフォーマンスをするグループです。
ライブ中はお芝居のパートがあったり、お客さんを巻き込んだ謎解きの演出があったり、さまざまな要素を取り入れた“エンターテインメント”をお届けしています」
俳優としての活動をメインとするメンバーで構成された『真夜中のサーカス』ならではのある“特徴”が楽曲に反映されている。
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「今回のミニアルバムは新曲を含めた全5曲。その楽曲1つ1つに『JOKER』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』など、モチーフとなる映画があるんです。
今回のアルバムには『歪んだおとぎ話』というサブタイトルが付いていますが、これはモチーフとなった映画をそのまま楽曲に落とし込むのではなく、“『真夜中のサーカス』が捉える映画の世界観”を楽曲としてお届けするという意味が込められています」(Nico)
阿部大地は『真夜中のサーカス』の活動で初めて歌に臨んだが、元々は苦手意識があったという。
「Nicoの隣で一から学んでいますが、たまにレベルが高すぎて、何を言っているのか理解できないこともあって……(笑)。気持ちよく歌っているように見えて、数多くの技術が凝縮されていることを勉強しましたし、本当に新しい発見だらけですね」
“おすすめ”の楽曲紹介
7月から始まるミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 全国大会 青学vs氷帝に出演する潮見洸太は、アルバムの中でもお気に入りの楽曲があるそうで、
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「『Curtain Call』が好きで、ライブ感が強い曲なんです。ライブでは、まさに『Curtain Call』という名前にふさわしい最後の締めの曲になっています。
僕自身、芸能活動を続けてきて、多くの挫折や失敗を味わってきましたが、みなさんにも普段の生活でそうした経験をしたことがあると思います。『Curtain Call』にはそうした苦い経験を跳ねのけてくれるような、パワーがある印象です。特にサビには注目して聞いてもらいたいですね」
同グループはライブ中の芝居パートの台本やレコーディングのディレクションなど、自分たちで役割を分担し、“できることは自分たちでやる”スタイル。グループ最年少でSNSやダンスの振り付け指導をする琉翔は思い入れのある1曲を紹介してくれた。
「『Villains In The Mirror』です。この曲は、僕たちの活動が始まった曲でもあり、1番最初に収録した曲なんです。振り付けがついたのもこの曲が初めて。わからないことだらけだったのですが、“『真夜中のサーカス』で頑張ろう”と覚悟を決めた曲でもあるので、一番思い入れがありますね。
歌が上手だったり、お芝居が上手だったり、自分を表現することが得意な人たちが集まった『真夜中のサーカス』で、自分のパフォーマンスの質や表現の幅をもっと広げていきたいと思います」
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グループの団長を務める高士幸也は『真夜中のサーカス』を“生命線のような存在”だと語る。
「僕らは全員がお芝居をメインとして活動していますが、そんな中で“アーティスト活動”というジャンルが180度違う、本当に同じエンタメとは思えないほど違う場所で5人で戦っています。
あえて自分たちの畑じゃない場所で戦うことで、いろいろな発見や成長、新しい出会いなど、この活動を通して得られるものをまた自分たちが大好きなお芝居に還元して、役者としてもエンターテイナーとしても生きていける。僕はこの『真夜中のサーカス』をそんな“生命線のような存在”にしていきたいと思っています」
初めてサブスクリプションに…
初めてサブスクリプションに自身の歌が公開された阿部・琉翔・高士に感想を聞いてみた。
「もちろん嬉しいですが、自分の声を聞いて違和感を覚えることってあるじゃないですか。それが1曲丸々続いている感じです(笑)。“おれってこんな声だったんだ"というムズムズする感じですね」(阿部大地)
「僕自身、自分で出た作品に関しては、恥ずかしくなってしまうので、1回だけしか見ないんです。でも、このアルバムの曲はすべてすごく好きで、何度も聞いてしまうと思いますね。あとは、友達に言えるのがちょっとかっこいいなと思っています(笑)」(琉翔)
「親がリリースにすごく敏感になっているので、親が喜んでくれそうなのでよかったなと思っている次第です(笑)」(高士幸也)
6月14日に配信されるミニアルバム。どの楽曲も楽しめることは間違いない。ぜひ、これを機に『真夜中のサーカス』に注目してみては?