モデルプレスのインタビューに応じた木村慧人(C)モデルプレス 【モデルプレス=2025/06/14】6月20日公開の映画『君がトクベツ』のモデルプレスインタビュー連載。Vol.5には、FANTASTICSの木村慧人(きむら・けいと/25)がソロで登場。劇中に登場するアイドルグループ・LiKE LEGEND(ライクレジェンド/通称:ライクレ)の“黒髪ショートのクールガイ”遊馬叶翔を演じる木村が、初挑戦となった歌唱シーンについてや、メンバーそれぞれの印象などを語った。
【写真】「君がトクベツ」大橋和也・木村慧人ら劇中アイドルのパフォーマンス ◆畑芽育&大橋和也W主演「君がトクベツ」
原作は「ヒロイン失格」「センセイ君主」「あたしの!」(全て集英社マーガレットコミックス刊)など数々のヒット漫画を生み出し、多くの女性読者に共感と親近感、切なさと感動、癒しと勇気を与え続けている幸田もも子氏の最新作で、2025年1月に完結した同名漫画。
過去のトラウマからイケメン嫌いになった黒髪メガネの陰キャ女子・若梅さほ子(畑芽育)と、誰もが知る国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND」の最強の愛されリーダー・桐ヶ谷皇太(大橋和也/なにわ男子)のまさかの出会いと恋愛模様を描いた“全女子の心を掴む”ラブストーリー。
LiKE LEGENDのメンバーには、大橋、木村のほか、M!LKの山中柔太朗、DXTEENの大久保波留、MAZZELのNAOYAと、事務所やグループの垣根を越えたキャストが集結した。
◆木村慧人、歌声披露で“新しい可能性”発見
― まずは、本作の出演が決まった時の心境を教えてください。
木村:今までに演じたことのないジャンルで、キラキラしたアイドルを演じることが決まってすごく嬉しかったです。「頑張ろう!」と思いました。
─ 普段のアーティスト活動とは雰囲気も変わりますよね。
木村:そうですね。ダンスシーンも普段のアーティストとは違いを出せるように頑張りました。
─ FANTASTICSではパフォーマーとして活躍していますが、今作ではダンスに加えて歌も披露します。
木村:とても緊張しました(笑)。ライクレのメンバーから「良かった!」と褒めてもらえたり、FANTASTICSのメンバーから「頑張ったね!」と言ってもらえたりして嬉しかったです。ファンの方も「慧ちゃんの声って分からなかった!」って言ってくれて、頑張ってよかったなと思いました。また新しい可能性を見つけることができた気がします。
─ ボイストレーニングも受けられたそうですね。
木村:2回ほど受けて、発声方法などを教わりました。トレーニングの時に先生から「コツを掴むのが上手」と言っていただけたのも自信につながったと思います。
─ FANTASTICSのボーカルメンバーからもアドバイスはありましたか?
木村:(中島)颯太とは普段からカラオケに行っていて、この役が決まる前から教えてもらっていたので、今回も色々とアドバイスをもらいました。
─ 歌うことは楽しいですか?
木村:すごく楽しいです!出せなかったキーが出た時に、気持ち良くなります(笑)。ビブラートは「かけようと思ってかけるのではなく、自然となるもの」と教わって、それができた時に「こんな普通にできるんだ」っていう感覚があって。もっと掘り下げていきたいと思います。
◆木村慧人、LiKE LEGENDメンバーの印象語る
― LiKE LEGENDのメンバーそれぞれの印象をお聞かせください。
木村:大橋くんのことを“和くん”って呼ばせていただいているんですけど、和くんはテレビで見る通り、優しく明るく、どんな時も嫌な顔をせずに引っ張ってくれる存在です。言葉ではなく背中で語るタイプで、行動で示してくれるので、僕も見習いたいなと思いました。でも意外と抜けているところもあって、年上だけど親しみやすいです(笑)。
柔太朗とは数回共演していますが、久々にがっつり共演できて嬉しかったです。初めて共演した時はクールな印象だったんですけど、意外とお茶目なところもあって。今回は長い付き合いだからこそ見せてくれる表情を僕がたくさん引き出せたと思います。普段からご飯とかサウナにも行っていますし、誕生日もお祝いしました!
波留は前回共演した時は可愛らしい印象だったんですけど、数ヶ月の間にすごく成長していました。可愛いだけじゃなく、男らしい部分とか引っ張っていく姿が見えて、しっかりしたな〜と印象が変化しました。
NAOYAの第一印象はすごく面白い人(笑)。本人は人見知りと言っていたんですけど、そんなこと全くなくて。話の中心にいて、会話を引っ張ってくれる明るい存在です。多角的な視点を持っていて、人のことをよく見て、モチベーションを上げてくれるというか。良い言葉を掛けてくれるので、今回の明るいキャラクターにもぴったりです!
─ FANTASTICSとしての活動時は、LiKE LEGENDメンバーの中で誰の立ち位置に近いですか?
木村:成瀬一生(演:NAOYA)じゃないですかね?歳も1番下ですし、いじりがいもあるのかなと思います(笑)。
― 普段とは違ったメンバーとのパフォーマンスはいかがでしたか?
木村:みんな忙しくて練習時間が限られていたんですけど、短期間で集中して覚えて、本番に臨みました。普段からそれぞれのグループで活動しているので、集中力と対応力は高かったと思います。パフォーマンスの魅せ方もグループごとに違うので、それぞれの色が集まったなと思いました。
― それぞれのカラーが出つつもLiKE LEGENDとしてのまとまりもあり、昔から実在するかのようなパフォーマンスでした!
木村:本当に仲も良くて、グループ感がすごく強いです。バランスもとれていると思うので、そこが強みであり、グループらしさが出ている理由かなと思います。
― ボーイズグループの垣根を超えた共演ということで、刺激を受けたことはありますか?
木村:和くんはどんな時でも明るく、“ザ・プロアイドル”という存在で憧れています。僕もそんなプロのアーティストを目指したいと思いました。
◆木村慧人、グループ活動で大切にしていること
― 木村さんは実際にFANTASTICSとして活動していますが、グループ活動において大切にしていることを教えてください。
木村:何事も全力で楽しむことをモットーにしています。自分のしたいこととは違ったとしても全力で取り組んでいたら、それを見て僕らを知ってくれたり、ファンになってくれたりする方もいると思うんです。だから、常に全力で楽しんで、自分らしさを表現するようにしています。
─ アーティスト活動とはまた違った“アイドル”という存在をどのように捉えていますか?
木村:アイドルは人を幸せにする存在で、誰かの生きがいになれる存在だと思います。「夢を壊さないように」という言葉をよく聞きますけど、自分がいざアイドル役をやってみて、その意味をより理解できた気がします。
― 本作ではファンとの絆も描かれていますが、実際の活動の中でファンとの絆を感じる瞬間はありますか?
木村:FANTASTICSは何か活動があると、それを盛り上げるためのハッシュタグを作るんですけど、そういう時にFANTARO(=FANTASTICSのファン)の力の大きさを実感します。映画とかライブを発表した時に「絶対行きます!」という声がすごく多くて、FANTAROと繋がっている感じがしますね。あとファンクラブイベントで「SUPER DUPER DISCO」という曲の掛け声を初めてした時に、FANTAROの一体感がすごくて、鳥肌が立つほどでした。それぐらい一緒に楽しんでくれるというのは、みんなが同じ方向を向いているからこそなので、そういう時に絆を感じます。
― 作品タイトルにちなんでご自身にとって“トクベツ”な存在や時間を教えてください。
木村:ライブです。主軸としているパフォーマンスも自分の中でトクベツなものですし、ライブに来てくださるファンの方も、一緒にファンの方と過ごす時間もトクベツだし…色々なトクベツが集まっている空間がライブなのかなと思います。
◆木村慧人の悲しみを乗り越える方法
― 本作ではLiKE LEGENDが活動休止に陥り、困難に立ち向かう姿が描かれていますが、実際に木村さんが「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。
木村:コロナ禍でライブができず、活動が制限されていた中で、ようやくライブができると思ったら、今度はお客さんが声を出せないという状況がありました。でも、その経験を乗り越えたことで、自分の成長に繋がったと感じています。
― 前向きに捉えることが大事だと。
木村:ポジティブに捉えた方が、何事もうまくいくと思うんです。あの時期があったからこそ、今こうしていろんなことに挑戦できているし、たくさんの方にFANTASTICSを知っていただけたタイミングでもあったのかなって。ポジティブに捉えることの大切さを改めて感じました。
◆木村慧人の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そんな読者に向けて木村さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2024年6月のインタビューでは「“全力”ということを1番大事にしている」と話していました。
木村:“全力“もですが、色々な視点を持つことも大事だと思います。1つの夢が叶わなくてもそこで止まらず、長所を生かしつつ他のことにも挑戦する。人の意見を聞くことも重要だと思います。
― 周りの意見を参考にしたことで成功したことは?
木村:役者業です。色々な役に挑戦したいと思っていたんですけど、やっぱり難しさもあって。色々な人に相談したら「最初はそんな感じだよ」「当たって砕ける精神で頑張った方が多くの作品に繋がるし、経験値も積めるから」ってアドバイスをいただきました。それを信じて頑張っていたら今こうやって多くの作品に携わることができて、自分の中でも1歩1歩成長している感じも掴めてきました。
― 最後に、今後の目標や挑戦したいことを教えてください!
木村:今年9月からFANTASTICSとして最大規模のアリーナツアーが始まるので、それを無事成功させて、来年はさらに大きな規模で開催したいです。もっとFANTAROを増やしていきたいです!
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
◆木村慧人(きむら・けいと)プロフィール
1999年8月16日生まれ、東京都出身。2018年12月にFANTASTICSとしてメジャーデビュー。ドラマ『飴色パラドックス』(2022〜2023/MBS)でW主演、「さっちゃん、僕は。」(2024/TBS) 、「レッドブルー」(2024〜 2025/MBS・TBS)で主演を務めるなど俳優としても活躍。EXILE TRIBEメンバーを中心に集められた新ユニット・EXILE B HAPPYのメンバーとしても活動している。2025年9月からはFANTASTICS とって2度目となるアリーナツアー『FANTASTICS LIVE TOUR 2025 “BUTTERFLY EFFECT” -FLY WITH YOU-』を開催する。
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