宇野昌磨さん初プロデュースのアイスショー開幕 カップル組んだ本田真凜さんリフトする場面で大歓声

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2025年06月14日 18:14  日刊スポーツ

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華麗な演技を披露し観客にあいさつする(左から)宇野昌磨さんと本田真凜さん(撮影・森本幸一)

フィギュアスケート男子で24年5月にプロに転向した宇野昌磨さん(27)が初めてプロデュースするアイスショー「Ice Brave(アイスブレイブ)」愛知公演が14日、長久手市の愛・地球博記念公園アイススケート場で開幕した。


世界選手権2連覇を達成した競技者時代のショートプログラム(SP)やフリー曲など、計18曲を90分間ノンストップで続ける異例のショー。報道陣に公開された2度目の公演序盤では「今までで一番エネルギッシュ。公演ごとにフルの力を使い切るくらいです。疲れはありますが、声援や拍手のおかげで力が出る。よくそう言いますが、本当に歓声が力になる瞬間をすごく実感しました」とやや息を切らしながらも、はっきりとした口調であいさつした。


本田真凜さん、本郷理華さん、中野耀司さん、唐川常人さん、櫛田一樹さん、競技者時代に19年から師事したステファン・ランビエルさんとともに出演。オープニングでは2019−20年から2季連続で滑ったショートプログラム(SP)「Great Spirit」を披露し、代名詞の「クリムキンイーグル」やスピンで会場を沸かせた。ランビエルさんとのデュエットでは15−16年のSP「Legends」に乗せ、3回転トーループやダブルアクセル(2回転半)をそろって降りた。


会場が大いに盛り上がったのは、交際中の本田さんとカップルを組み「Wild Side」に乗せてアイスダンスを披露したシーン。宇野さんが本田さんを両手で持ち上げながら滑る「リフト」を披露すると、大きな歓声が上がった。


2人での演目はショーを構想したころから思い描いていたといい、昨年10月からアイスダンス用のスケート靴で練習を継続。「シングルとアイスダンスでは勝手が違う」と苦労しながらも「コラボナンバーとして見られたくないという思いがあった。ちゃんとプログラムとして成立させたかった」とこだわり抜いた。


初めて座長を務めたショーを「すごくよく頑張った」とうなずきながら振り返り、宇野さんらしく「僕だけの力ではここまでのクオリティーにならなかった。たくさんの方にいろいろなサポートをしていただいた」と何度も感謝の思いを口にしていた。【藤塚大輔】


◆公演日程


◇愛知公演(愛・地球博記念公園アイススケート場) 6月14〜15日、全3公演


◇福岡公演(オーヴィジョンアイスアリーナ福岡) 6月21〜22日、全3公演


◇新潟公演(MGC三菱ガス化学アイスアリーナ) 7月12〜13日、全3公演

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