
美しい里山にしか生息しない、といわれている「蛍(ほたる)」ですが、さまざまな人々の努力によって鑑賞できる場所も増えています。
本格的な夏がやってくるまえに、蛍を見に足をのばしてみませんか。手軽に蛍観賞ができる最新情報をまとめてみたので、お出かけの参考にしていただければと♪
【2025年最新ほたる情報まとめ】
〈宮城〉仙台うみの杜水族館
照明を落とした真っ暗な水槽のなかでおこなわれる特別展示「ホタルの杜」。水族館の飼育スタッフが1年かけて繁殖・育成したゲンジボタルとヘイケボタルを約50匹展示します。
蛍が成虫として生きるのは「わずか10日」ほど。その淡く儚い美しさをじっくり堪能してみませんか。なお、期間中には解説付き「バックヤードツアー」や特別イベント「ホタルナイト水族館」も開催しているみたい♪
期間:2025年6月13日〜7月6日 / 10時〜13時、14時〜閉館まで
場所:仙台うみの杜水族館 2階 企画展示室
入館料:大人2400円、中高生1700円、小学生1200円、幼児(4歳以上)700円、シニア(65歳以上)1800円、4歳未満は無料
参照元:仙台うみの杜水族館、プレスリリース
※「バックヤードツアー」と「ホタルナイト水族館」には別途料金が発生します。
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〈東京〉HANA・BIYORI(よみうりランド)
2009年からほたるの飼育に取り組んでいるよみうりランド。隣接する新感覚フラワーパーク「HANA・BIYORI」では、蛍観賞を楽しめるイベント「ほたるびより」を開催しています。
今年の開催日数は過去最多の39日間! 6月中旬ごろまではゲンジボタル、それ以降はヘイケボタルが飛び交う様子を目の当たりにできるそうです。
期間:2025年5月24日〜7月1日 / 19時40分〜21時
場所:HANA・BIYORI内ほたる観賞エリア
料金:小学生以上300円、未就学児は無料(別途HANA・BIYORI入園料が必要です)
参照元:HANA・BIYORI、プレスリリース
※雨天時や強風時は蛍が見られない可能性があります。
〈千葉〉古民家グランピング・和心村
猫と一緒に古民家グランピングを楽しめる、猫好きにとっては夢のような施設。これだけでも十分 “ご褒美” なのに、蛍まで鑑賞できちゃうんですよ。
現在は1年でたった1カ月しか体験できない「天然蛍観賞ツアー付き宿泊プラン」の予約を受付中。運が良ければ、天然蛍が手に止まることもあるのだとか……!! 比較的都心からアクセスしやすいところも◎。
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期間:天然蛍観賞ツアー付き宿泊プラン 2025年6月1日〜7月10日
場所:和心村
料金:参照サイトから要確認
参照元:和心村、プレスリリース
〈島根〉ゆとりろ津和野
山陰の小京都、と呼ばれる津和野エリアで唯一の天然温泉宿。車で約15分の距離にある畑迫(はたばさま)地区は蛍の生息地として知られているそうです。
6月には宿泊者限定無料サービスとして「ゆとりろ津和野ホタル観賞ツアー」実施します。観賞スポットまでの送迎とスタッフによるアテンド付きで、各日先着20名まで利用できるんですって!
期間:2025年6月6日〜6月22日
場所:ゆとりろ津和野
料金:無料(宿泊料別 / 予約時またはチェックイン時の先着申告制)
参照元:ゆとりろ津和野、プレスリリース
【番外編】
〈埼玉〉吾野地区ホタル再生プロジェクト
全国的に甚大な被害をもたらした2019年の台風19号。
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これによってすっかり姿を消してしまった蛍を呼び戻すため、吾野地区まちづくり推進委員会×埼玉県環境科学国際センター×ホテル 休暇村奥武蔵による「吾野地区ホタル保護プロジェクト」が進行中。
6月には、休暇村奥武蔵に宿泊+ホタルの名前を投稿+採用者には宿泊券を進呈する「〇〇ホタルと名付けようキャンペーン」を実施します。蛍がどうなっているのか、観察もかねて足を運んでみるといいかも。
期間:〇〇ホタルと名付けようキャンペーン 2025年6月4日〜6月30日
場所:休暇村奥武蔵
参照元:休暇村奥武蔵、プレスリリース
近くにお住まいの方は遊びに行ってみてはいかがでしょうか。遠方ならば、ぜひ旅行がてら訪れてみて。
執筆:田端あんじ (c)Pouch