関東に今年初の熱中症警戒アラート 沖縄〜関東は熱中症に警戒 さらに来週も高温傾向

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2025年06月16日 18:08  日本気象協会

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日本気象協会

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明日17日を対象に、千葉県、和歌山県、鹿児島県、沖縄県に熱中症警戒アラートが発表されています。冷房を適切に使用したり、水分、塩分を補給したり、熱中症から身を守る行動を心がけてください。

明日17日は35℃以上の猛暑日が急増 熱中症に要警戒

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明日17日は次第に梅雨前線の活動が弱まり、晴れ間が増える見込みです。今日16日よりも35℃以上の猛暑日になる所が多くなり、体力を奪う危険な暑さとなるでしょう。日中の最高気温は、さいたまと静岡で36℃、東京都心や岐阜、福知山(京都)は35℃の見込みです。

明日17日を対象に、千葉県、和歌山県、鹿児島県(奄美地方を含む)、沖縄県の沖縄本島地方と大東島地方に熱中症警戒アラートが発表されています。千葉県への発表は関東で今年初。鹿児島県も奄美地方を除く地域に発表されるのは今年初めてです。熱中症警戒アラートは、気温が著しく高くなることにより健康被害が生じるおそれがあるときに発表されます。明日17日は、冷房の効いた涼しい部屋で過ごしたり、水分・塩分をこまめに補給するなど、熱中症から身を守る行動を心がけてください。

来週も高温傾向続く

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今日16日に気象庁から高温に関する早期天候情報が発表されました。早期天候情報は、10年に一度しか起きないような著しい高温や低温となる可能性が高まっているときに発表されます。今週だけでなく、22日(日)頃からも沖縄を除く全国で、平年よりもかなり気温の高い状態が続く見通しです。長引く暑さで体調を崩さないよう、睡眠や食事をしっかりとるようにしてください。

熱中症の応急処置のポイント

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今日16日は、熱中症とみられる症状で救急搬送されている人が、東京都内などで増えています。熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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