2025年F1第10戦カナダGP ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー) 2025年F1カナダGP決勝で、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは8位を獲得、前戦スペインGPに続き、再び入賞を果たした。チームが連続で入賞するのは、2023年スペイン&カナダ以来、2年ぶりのこと。
11番グリッドのヒュルケンベルグは、ミディアムタイヤからハードへの1ストップで走行。1周目に9番手に上がり、19周目に唯一のタイヤ交換を行い、17番手からフィニッシュまで長いスティントを走った。
そのなかで何度もオーバーテイクを成功させ、50周目にはポイント圏内に浮上。57周目に8番手に上がった後、よりフレッシュなタイヤを履いたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)にかわされ、9番手に。しかし終盤、ランド・ノリス(マクラーレン)のリタイアにより、ヒュルケンベルグは8位をつかんだ。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)決勝=8位(70周/70周)11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「今日の結果にはとても満足している。再び力強いレースができ、ポイントを加算できたのはうれしいことだ。トラブルを避けながら走行し、ターン8でフランコ(・コラピント/アルピーヌ)とアレックス(・アルボン/ウイリアムズ)がバトルしていた隙を突き、ターン9の立ち上がりでポジションを上げることができた。そこからはタイヤマネジメントと一定のペースを維持することに集中し、クリーンなレース運びを確実に実行した」
「異なる性質のふたつのサーキットで競争力あるペースを見せられたという事実は、直近の(スペインでの)アップデートが明確に前進をもたらしたことを示している。特にレースコンディション下でのマシンは、より一貫性があり、バランスも良く、全体的に挙動が予測しやすくなっていた。その安定性こそが、必要な場面でしっかりと攻め込める要因となっている」
[オートスポーツweb 2025年06月17日]