遠藤航が親子育成プログラム「SEKAI NI WATARU PROJECT」を発表! “自考流”を育む「世界に挑戦していって活躍する未来をサポートしていきたい」

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2025年06月17日 13:57  サッカーキング

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新プロジェクトを立ち上げた遠藤航(中央)、遠藤暁(右)、菊地翔豊(左)
 リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航が「SEKAI NI WATARU PROJECT」の発表会を東京都内で開催した。

 「SEKAI NI WATARU PROJECT」は、日本代表のキャプテンとしても活躍し、世界でも戦っている遠藤が自身の体験と哲学に基づいて開発した子どもと保護者のための育成プログラム。神経伝達系の発達が最も進むと言われるゴールデンエイジ期(7〜12歳)に、日本国内だけでなく世界の同年代とのコミュニケーションを通し、専門的なスキルだけでなく、語学、文化などの多様性に触れることが子どもの成長に重要であるという遠藤本人の体験や思考をベースに開発したものとなる。

 また、“世界へ渡り、世界と渡り合える子どもたちを育てる”というビジョンのもと、次世代を担う子どもたちがグローバルな舞台で活躍するために自ら深く考え抜き、自分にとっての最適解を見つけ出す力・「自考流(じこうりゅう)」を育む、世界に挑戦したいと考える親子に最適な準備と環境を提供する育成サポートプログラムとなっている。

 6月17日(火)よりセレクション参加希望の募集を開始。セレクションで選ばれた親子には、約1年間の育成と最低数週間の海外単身留学という成長機会を提供。音楽・美術・勉学など、サッカーやスポーツに限らない支援となっている。

 発表会に登壇した遠藤は今回のプロジェクトについて「発足した理由はサッカーに限らず、様々な日本の子どもたちが世界に出て行って、スポーツや色々なことを経験して帰ってくる。子どもたちだけでなく、両親を含めた留学支援を行っていくということで立ち上げました」と狙いをコメント。「僕自身もこのプロジェクトを本日から立ち上げられることを非常に嬉しく思います。この『SEKAI NI WATARU PROJECT』をきっかけに、子どもたちがどんどん世界に挑戦していって活躍する未来をサポートしていきたいと思うので、応募して頂きたいと思います」と思いを語った。

 また、今回のキーワードでもある「自考流(じこうりゅう)」についても言及し、「サッカーにおいても、子育てにおいても正解はないと僕は思っています。子育てで言えば、親子の関係性、家族の関係性とそれぞれの形があります」とコメント。「サッカーでも色々な戦術、戦い方がある中で、色々と選びながら毎試合毎試合戦っていくことをやっています。何か1つにこだわりすぎて、これが正解だという考え方になってしまうと、サッカーにおいても子育てにおいても上手くいかないことが多いかなと。『最適解』ということを言っていますが、子育てやサッカーで勝つための正解ではなく、『最適解』はなんだろうとサッカー選手としても1人の父親としても考えているので、実際に海外に行く子どもたち、支援する両親の方には『自考流』ということで『最適解』を見つけながら、世界に出て行ったり、日本で活躍する姿を見たいなと思います」と期待を口にした。

 今回のセレクションを終えて、実際の支援活動は10月頃にスタートさせる予定に。遠藤自身も最後のセレクションやスタート時には参加することも予定されているとのことだ。

■プログラムの特徴
【7つの要素による多角的アプローチ】
言葉、体、心、技術、戦術、仲間との協働、保護者教育など、7つの要素を通じた包括的なアプローチで子どもたちの成長をサポートします。一面的ではなく、多角的に能力を伸ばします。

【個別最適な伴走支援】
遠藤航選手のリソースを活かし、一人ひとりに合わせた個別最適な支援を提供します。ケガが多い子への専門家紹介や家庭環境へのアドバイスなど、具体的な課題解決をサポートします。

【無償留学機会の提供】
1年間のコーチング後、セレクションで選ばれた7〜12歳の子どもたちに1カ月の海外留学開会を無償で提供します。被災地域や過疎地域の子どもたちにも積極的に機会を提供します。

【「一芸」を軸としたスカラシップ】
サッカーに限定せず、様々な分野での「一芸」を持つ子どもたちを支援します。多様な才能や興味を尊重し、それぞれの可能性を最大限に引き出します。

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