東北新幹線のE5系「はやぶさ」=2013年3月、さいたま市のJR大宮駅 17日午前11時25分ごろ、東北新幹線宇都宮―那須塩原間で下り回送列車(7両編成)が車両故障のため停車した。この影響で、後続の下り列車2本も同区間で一時足止めされた。東北新幹線は東京―仙台間の上下線で約5時間半にわたり運転を見合わせ、ダイヤが大幅に乱れた。
JR東日本によると、回送列車は昨年3月に運行を開始した「E8系」で、上野から盛岡に向かっていたところ加速できなくなった。点検で応急処置を行い、那須塩原に移動。同社が詳しい故障原因を調べている。
後続の「はやぶさ17号」の乗客682人は横付けした上り列車に乗り換えて宇都宮で下車。「やまびこ57号」(乗客480人)も同駅に引き返した。体調不良などを訴えた乗客はいなかったという。
上越・北陸新幹線に影響はなかった。