BLUE FRONT SHIBAURA・TOWER Sのオフィス共用部、スカイラウンジ 6月12日に記者発表が行われ、大きな注目を集めている「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」。本プロジェクトでは東京湾岸にツインタワーが並び立つ計画で、今回は9月1日に全体開業する南側1棟目「TOWER S」の一部が報道陣にお披露目された。なかでも、オフィス共用部の充実ぶりには目を見張るものがあり、「こんなところで働きたい!」といった声も。サウナや岩盤浴、海辺を望むテラスや未来的な会議室とは? また、「BLUE FRONT SHIBAURA」を起点とした舟運体験の模様もレポートする。
「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」は、野村不動産と東日本旅客鉄道が共同で推進。浜松町ビルディングの建替事業として、TOWER S、TOWER N(2030年竣工)からなるツインタワーの建設を予定している。それに伴い、「水辺ならではのライフスタイルを創造し、これを広めて東京のベイエリアをつないでいく」ことを目指す一大プロジェクトとなっているわけだ。
以前、ORICON NEWSの取材で、野村不動産の本プロジェクト企画部長・四居淳氏が、BLUE FRONT SHIBAURAを「サウナと水風呂」(多くの人々が楽しむ商業施設が高温サウナで、何もせずに自然を感じるTokyo×Nature側の場所が水風呂のようなもの)に例えていたが、まさかオフィス共用部に本当にサウナと水風呂があるとは…。
船は東京湾を進み、真正面にレインボーブリッジが見えてくる。ここでクルーズガイドさんがこんな話をしてくれた。「インバウンドの方々が羽田空港から都心に来られる場合、最初に見る景色がレインボーブリッジです。そこから東京スカイツリー、東京タワーが見え、正面にBLUE FRONT SHIBAURA が現れる…そんな風景が見えると思います。またしばらく休止していた『東京湾大華火祭』が2026年秋に再開されます。おそらく1万2000発ほどの花火が打ち上げられ、それらがBLUE FRONT SHIBAURA のガラスに映り込む様は、これからの秋の風物詩になるでしょう」
まさに東京の新しいランドマークとしても注目度が高いBLUE FRONT SHIBAURA。TOWER Sは7月1日にホテル「フェアモント東京」、8月に野村不動産グループを含むオフィスとオフィスサポートフロアが入居開始、9月1日にショップ&レストランが開業し、晴れて全体開業となる。TOWER Nは2027年着工、2030年竣工予定だ。
「BLUE FRONT SHIBAURAの開発により、浜松町エリアのポテンシャルを開花させ、人と自然をつなぎ、陸と海をつなぐことで、新しい東京のあり方が生まれます」と話していた野村不動産・松尾社長。今後、BLUE FRONT SHIBAURAの開業により、このエリアがどんな風に変わっていくのか楽しみだ。