桂米朝さん“朝ドラ・大河のよう”にドラマ化…桂吉弥が演じる 『ちりとてちん』貫地谷しほりナレーション

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2025年06月19日 17:43  ORICON NEWS

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21日放送『桂米朝 なにわ落語青春噺(ばなし)』(C)NHK
 NHK大阪放送局(JOBK)は、生誕100年の落語家・桂米朝さんをめぐる特番『桂米朝 なにわ落語青春噺(ばなし)』を21日に放送する(総合、後7:30〜8:42 ※関西地方)。

【場面カット】桂米朝/中川清役の桂吉弥

 米朝さんは、JOBKと同じ1925年に生まれ、戦後存亡の危機にあった上方落語を救ったレジェンド。特番では、芸を極めて人間国宝となり、2015年に亡くなるまでの足跡をたどる。

 「落語家米朝誕生」「盟友松鶴との切磋琢磨(せっさたくま)」「上方落語 若きスターたち」という3つの切り口から、貴重な資料、関係者の証言、NHKに残されたアーカイブスを駆使し、上方落語復興の過程を多角的に描く。

 ドラマパートでは、米朝さん役を孫弟子の桂吉弥、師匠四代目桂米團治さん役を米朝さんの長男で、当代の五代目桂米團治がそれぞれ演じる。このほか、米朝落語の魅力について、NON STYLE・石田明が語る。ナレーションは、2007年後期連続テレビ小説『ちりとてちん』でヒロインを務めた貫地谷しほりが担当する。

 また、22日には“上方 推しらくご”『桂米朝の落語を聴く』(総合、後5:00〜5:58 ※関西地方)を通じ、米朝落語のアーカイブ映像から「百年目」(初回放送1982年)を届け、「副音声」では米朝の長男・米團治と、米朝の孫弟子で「令和5年度NHK新人落語大賞」を受賞した桂慶治朗のトークを楽しめる。

■桂吉弥:桂米朝/中川清役 コメント
米朝師匠を演じるとなって、一斉に各方面から「おめでとう」とメールが届きました。僕らもびっくりするくらいBKさんの力の入れようがすごくて、セットも朝ドラ・大河のようだし、照明・音響にも非常にこだわっていて、どういう仕上がりになるのか楽しみです。米朝師匠の内弟子をしていた時に聞いていた米朝師匠の上方落語への熱い思いがセリフの中にあるので、すごいめぐり合わせだなと思っています。

■五代目桂米團治:四代目桂米團治役 コメント
(米朝は)若い時こんな腹回りが大きくなかったと思うので、衣装部屋では吉弥君に「なんやねんお前、米朝とちゃうやろ」と言っていたんですけれど、撮影していると吉弥君が若い時の米朝に見えてくるんです。米朝が生きていれば100歳と放送開始100年が重なりまして、その100年の歴史が今この年に凝縮されている気がして、非常に縁を感じる次第です。

■笑福亭鉄瓶:笑福亭光鶴(松鶴)役 コメント
私が入門した時は松鶴師匠がいらっしゃらなかったので、私の中から出てくるのは師匠の鶴瓶や直系の先輩から伺う松鶴師匠像や、今残っている音源や映像の松鶴師匠です。笑福亭一門の直系の方に会ったら何と言われるかビクビクしているのですが、できる限り松鶴師匠に近づけたらうれしいと思っています。

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