1日目と比較するとセッション数こそ少ないものの、長い走行時間が設けられているため、多くのチームがランデブー走行やロングランを積極的に実施。2日目は海外勢が多いBグループの走行から始まり、午前のセッションでは唯一の2分05秒台をマークしたAutoRace Ube Racing Team(浦本修充/ロリス・バズ)がトップタイムで終えている。
午後のセッションでは序盤は引き続きロングランやセットアップに専念しているチームが多く見受けられたが、終了間際にはタイム出しが行われた。終盤までヨシムラSERT Motulが首位につけていたが、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM(マーカス・レイターバーグ/マイケル・ファンデル・マーク/スティーブン・オダンデール)が2分06秒080でトップタイムを塗り替え。
そのまま終了を迎えるかとも思われたが、イケル・レクオーナ(Honda HRC)が全体ベストで周回をし、2分05秒395と好タイムを叩き出す。このタイムが2日間の最速タイムとなり、今回からの合流となったレクオーナが抜群の適応を見せて総合トップで終えた。また、このタイムは午前の走行でAutoRace Ube Racing Teamがマークした2分05秒985に0.590秒もの差をつけた。
総合2番手のAutoRace Ube Racing Teamは時折マシントラブルからかコースサイドにマシンを止める様子も見られたが、テストから上位につけているため、優勝候補となってきそうだ。総合3番手はBMWモトラッド、総合4・5番手にはヨシムラSERT Motulが続き、EWCフル参戦組が続いた。初日よりタイムも短縮しており、海外ライダーたちも適応が順調に進んでいる様子。