記者会見する日本維新の会の西田薫衆院議員=19日午後、国会内 日本維新の会の西田薫衆院議員(58)=大阪6区=は19日、国会内で記者会見し、2023年の大阪府議選に立候補した際、実際に支出していない人件費計79万円を選挙運動費用収支報告書に記載していたと明らかにした。経緯として「(担当者が)勘違いして記入してしまった」と釈明した。維新は来週にも常任役員会で処分の是非を含めて検討する。
西田氏は府議を経て昨秋の衆院選で初当選した。
説明によると、府議選の運動費用収支報告書に車上運動員や事務員の報酬として9人分の支払いを載せたが、実際はボランティアとして働いていた。昨年発覚し、連絡の取れた8人に対して収支報告書に合わせて報酬を払い、自身の後援会に同額を寄付してもらう形を取った。
党執行部は今月事態を把握し、西田氏から事情を聴取。これを受け、西田氏は収支報告書の人件費の支出を削除し、後援会の政治資金収支報告書では8人からの寄付を西田氏自身からの寄付とする訂正を17日に行った。