実写映画「WIND BREAKER/ウィンドブレイカー」ファーストルック (c)にいさとる/講談社 (c)2025「WIND BREAKER」製作委員会にいさとる「WIND BREAKER」が12月に実写映画化。“超特報映像”とファーストルックが公開された。
【大きな画像をもっと見る】これは本日放送されたTVアニメ「WIND BREAKER Season2」最終話の中で発表されたもの。“超特報映像”には疾走感のあるアクションシーンが収められ、敵に向かおうと駆け出す桜のバックショットで締めくくられた。ファーストルックは木の葉が舞う中、東風商店街のストリートに押し寄せた獅子頭連に相対する防風鈴6人のバックショットが描かれている。映画の撮影は2月から4月にかけて沖縄にてオールロケで敢行。現地の商店街を借り、1店舗ずつ施された映画用の装飾、東風商店街のアーチや防風鈴の口上が描かれた看板など、大規模なオープンセットが制作されたという。
監督は「ブルーピリオド」「サヨナラまでの30分」などを手がけてきた萩原健太郎、脚本は「ハケンアニメ!」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が担当。萩原監督と政池、そして加茂義隆プロデューサーからはコメントが寄せられた。
「WIND BREAKER」は、超不良校として名高い風鈴(ふうりん)高校にやってきた1年生・桜遥が、街の治安を守る集団“防風鈴(ボウフウリン)”として活躍するさまを描く物語。マガジンポケットで連載されており、単行本は22巻まで刊行されている。2024年にTVアニメSeason1、今年の4月よりSeason2が放送されたほか、舞台化、ゲーム化も果たしている。
■ 萩原健太郎(監督)コメント
この映画は、“ヤンキー映画”という一見すると前時代的なジャンルへの挑戦状です。それは固定観念からの脱却とも言い換えられます。どんな理由であれ肯定できない暴力を通して、若者が前を向けるメッセージを届けられるか?若く熱量高い俳優たちと、“当たり前”に疑問を持って、壊して、再構築した先にその答えがあると信じて撮影に挑みました。ぜひ公開まで楽しみにお待ちください。
■ 政池洋佑(脚本)コメント
「キャラクターの魅力、ひとつ残らず詰め込む」そう心に決めて、映画「WIND BREAKER」の脚本に取り組みました。
主人公の桜たちがぶつかり合い、叫び、戦い抜く姿を想像しながら、脚本打ちあわせを重ねて「全シーン見せ場」とも言える、圧倒的熱量の物語を紡げたと思います。そして、原作者のにい先生とのやり取りを経て、映画ならではのオリジナル展開も誕生しています!!! 大好きな萩原健太郎監督とのタッグで、原作が好きな人はもちろん、初めて触れる方にも刺さる、“てっぺん”を狙える全く新しい不良映画に仕上がりました! 公開までもう少々お待ちください!
■ 加茂義隆(プロデューサー)コメント
仲間たちの熱い友情が主人公・桜の抱える孤独や葛藤を打ち破ってゆく。そんな痛快な展開に心を動かされ、本作の実写映画化を企画いたしました。
桜と同じように、誰もが一度は孤独を感じたことがあると思います。「一人では乗り越えられない深い闇も、仲間となら壊すことができる」そんな胸を打つ原作の力強いメッセージを映画で届けたいという思いが出発点でした。
企画当初より、原作のにいさとる先生をはじめ、萩原健太郎監督、脚本家の政池洋佑さんといった才能あふれるクリエイターの皆様とともに、映画「WIND BREAKER」を観客の皆様に楽しんでいただけるよう心をひとつに取り組んでまいりました。実写ならではの迫力あるアクションと心震わせる熱い友情ストーリーが融合した、この冬一番のエンターテイメント作品に仕上がっています。ぜひご期待ください。
■ 実写映画「WIND BREAKER/ウィンドブレイカー」
2025年12月公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
□ スタッフ
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑