さらに賢く便利に 新製品が続々登場「ロボット掃除機」の最新機能をチェック【2025年6月版】

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2025年06月20日 17:40  Fav-Log by ITmedia

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Roomba Plus 505 Comboロボット + AutoWash充電ステーション(出典:Amazon)

 「ルンバ」の登場以降、すっかりおなじみとなったロボット掃除機。現在ではさまざまな進化を遂げ、より便利に、より身近なものになっています。

【画像】進化するロボット掃除機の最新機能

 今回は、最新のロボット掃除機が、どのような機能を持っているのか、主に最新のルンバの機能などを例に、そのトレンドを紹介します。

●ロボット掃除機の基本機能をおさらい

 現在のようなロボット掃除機の先駆けとなった、アイロボット(iRobot)の「ルンバ(Roomba)」。そのデビューは2002年に発売された「ルンバオリジナル」でした。当時から、円形のスタイルやゴム製のバンパーなど、現在のモデルに引き継がれた機能を備えていました。

 ロボット掃除機は、主に床上をはうようにして動き、自律的にごみやほこりを吸引します。多くの場合、ごみやほこりそのものを検知して掃除をしている訳ではなく、床全体をまんべんなく移動することで、ほとんどのスペースを掃除し、掃除の手間を軽減してくれます。

 本体にはバッテリーを内蔵しており、コードレスで動作するため、本体のケーブルの取り回しなどを気にする必要はありません。多くのモデルに充電用のスタンドが用意されており、充電を自動で行う形となります。

 また、センサーにより、壁や階段を回避してくれるので見守る必要はありません。なお、本体が動きながら床を掃除するという構造上、床に物が多く置いてある部屋の掃除には向いていませんので注意しましょう。

●「自動ごみ収集機能」でごみ排出の手間を軽減

 一般的なロボット掃除機は、掃除を行う本体にごみが集積され、それを定期的に排出するという手間がありました。最近のモデルでは、自動ごみ収集機能を備えたモデルがあり、その手間を大きく軽減してくれます。

 例えば、ルンバのAutoEmpty 充電ステーションは、掃除が完了すると、掃除機本体のダスト容器のごみをステーション内の紙パックに自動で排出。この紙パックは密封式となっており、最大で75日間分のごみを収納できるので、ごみ排出は2〜3カ月に1回程度で済みます。

 また、紙パックにより、0.7μメートルのアレルゲンを99%取り除いてくれるので衛生上も安心。紙パックがごみで一杯になったら新しい紙パックを充電ステーションに取り付けるだけ。ダスト容器のごみを捨てる際に、ごみが散乱することもないので、スムーズにごみ排出できます。

●「水拭き掃除」もほぼ標準に機能に

 「水拭き」もかつてのモデルではなかった機能ですが、現在では当たり前のように多くのモデルに搭載されています。ロボット掃除機が適した床はなんといってもフローリングですが、フローリング床は髪の毛やほこりといったごみ以外に「汚れ」も気になるもの。水拭きまで自動でしてくれることで、さらにキレイな部屋を実現できます。

 ルンバの新しいモデルでは、内蔵の水拭き機能がマイクロポンプで水の流れを制御し、清掃中にモップパッドを均一に湿らせ、床をキレイに掃除してくれます。水ぶき機能は主に水を使用しますが、ロボット掃除機対応のクリーナーも登場しており、モデルによっては、洗剤を使用して、頑固な汚れも落としてくれます。

 水拭き機能は、特に裸足で生活する環境におすすめです。裸足ではフローリングの皮脂汚れがつきやすく、また、こまめな掃除をしなければ足の方も汚れてしまいがちです。ただし、水拭き機能は畳敷きやカーペットでは使用できませんので注意しましょう。

●よりスマートな掃除を実現する「スマホ連携」

 以前のロボット掃除機では、掃除自体は自動でやってくれるものの、掃除の開始はユーザーが手動で行う必要がありました。最近のモデルでは、スケジューリング機能を備えたものも多く、テレビ番組の録画のように、外出中でも自動で掃除を開始・終了してくれます。

 ロボット掃除機のスケジューリングはスマホアプリを使用するものが主流となっています。ルンバシリーズでは「Roomba Home アプリ」というアプリが用意されており、直感的に操作できる専用アプリで、清掃の開始やスケジュール設定はもちろん、環境に合わせた詳細な設定まで、様々な操作を簡単に指定できます。

 Roomba Home アプリでは、掃除する部屋の指定などのカスタマイズができるほか、掃除機がけ、水拭き、その両方など清掃モードの選択、水拭きの水分量の設定、吸引力や水分量も選択できます。製品の状態も確認可能で、消耗品の交換時期やパーツのメンテナンスなど、手入れの必要性をアプリで簡単にチェックできるのも便利です。

●ペットのふんも?障害物回避の進化も要注目

 ロボット掃除機では「ペットのふん」が大きなトラブルの元になることがあります。過去のロボット掃除機では、ペットの排泄物を避けることができず、ふんを巻き込んでしまい、部屋中にまき散らしてしまうといったトラブルが報告されていました。

 現在のロボット掃除機は、カメラを搭載してさまざまな障害物を避けられるモデルも多く、カメラ、レーザー、センサーなどを駆使して、多くのトラブルを回避できるようになっています。

 また、優秀なマッピング機能も、賢く進化したロボット掃除機の特徴です。ロボット掃除機が、掃除しながら各種センサーで部屋の間取りを把握して記憶、最適な掃除ルートを見つけて、より効率的に掃除をしてくれます。なお、ルンバの最近のモデルでは、清掃中に見つけた障害物をユーザーに報告し、今後どのように対応するかを指示することなどもできます。

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