「フジ以上に悪手」日テレ社長会見　国分太一問題に“ノーコメント連発”で視聴者疑問…関係者「同じ轍を踏む」指摘も

《日テレも会見ヘタだな… フジから何も学んでないのか》
《日テレのダンマリ会見、ある意味フジのクローズ会見より酷いな これでは記者会見の意味がない》
《日テレの会見、フジテレビ以上に悪手じゃね？》

6月20日、TOKIO・国分太一（50）がバラエティ番組『ザ！鉄腕！DASH!!』を降板すると発表した日本テレビ。同日午後1時から同局で福田博之社長（63）による記者会見が行われたが、“ノーコメント”連発に会場が紛糾する事態となった。

福田社長は国分について「過去に複数のコンプライアンス問題が認められた」と説明し、問題を把握したのは5月27日だと明かした。第三者の弁護士による調査結果などを踏まえ、番組降板の決定について20日午前に開かれた臨時取締役会で承認を得たという。

事案については「関連する関係者」から報告を受けたとし、日本テレビ社員の加担はないとのこと。また、刑事告発する予定はなく、番組自体は継続されるという。

しかし肝心なコンプライアンス問題の内容については、事案の回数及び発生時期、被害者の有無、具体的な関係者などは「プライバシー保護の観点から申し上げることはできません」と押し通した。

こうした不鮮明な説明に記者からの追及が相次いだが、福田社長は「プライバシーを最優先した結果でございますので、ご理解いただければと思います」「お答えを控えさせていただきます」「事案の特定につながる情報の拡散の方がリスクがある」などと述べるにとどまったのだ。

福田社長のノーコメントを貫く姿勢に、一部記者からは「何のためにアンタはそこに立ってるんですか」「日本テレビさん常識ないんですか？」と怒号も上がっていた。

約1時間半にわたって行われた記者会見だったが、具体的な事案内容については最後まで謎のベールに包まれたまま終了することに。会見の様子はテレビ各局のYouTubeチャンネルでもライブ配信されたが、Xでは視聴者から疑問が噴出。

また、元フジテレビの女性アナウンサーとのトラブルによって芸能界を引退した中居正広氏（52）の事案で、2度の記者会見を開いたフジテレビと比較する人もいたようだ。とりわけ冒頭のように、“フジテレビより酷い”と批判する声も目立っていた。

フジテレビでは1月17日に、港浩一前社長（73）が初回の記者会見を実施。しかし参加メディアを限定し、音声録音・動画撮影を禁じた閉鎖的な形式に批判が集まることに。

そうしたことから、港前社長ら経営陣が出席した同月27日の“やり直し会見”は10時間を超える異例の会見となった。会見では港前社長が「人権侵害が行われた可能性のある事案」と明かした上で、局内で報告や連携が不足していたこと、中居氏に対して適切な検証を行わずに番組出演を継続させていたことなどが説明されていた。

ある芸能関係者は、言う。

「日本テレビが開いた会見は、あくまでも国分さんの起用責任に伴う“タレント降板に関する説明”という趣旨なのでしょう。しかし、事案について明かせないのならば、なぜ本人を会見に登壇させて一度謝罪をさせなかったのでしょうか。真っ先に会見を開いておきながら、“プライバシー保護”を盾にノーコメントを貫くことは、かえって悪手に映りました。

フジテレビの1度目の会見では、被害女性がフジテレビのアナウンサーであることは伏せられていました。しかしそれでも、被害女性への対応など少なからず言及がありました。

いっぽう、フジテレビが開いた一連の会見は世間から厳しい反応が寄せられ、報道で取り上げていた日本テレビもそのことは十分把握していたはず。今日の福田社長の会見は視聴者を到底納得させられるものではなく、今後の動向次第ではフジテレビと同じ轍を踏む可能性だってあるんですから」

福田社長の記者会見後、TOKIOとエージェント契約を結ぶ「STARTO ENTERTAINMENT」は正式に国分の無期限活動休止を発表。また同じタイミングで、「株式会社TOKIO」の公式サイトでは国分本人のコメントが掲載されたが、《長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です》と綴られるも、事案の詳細は伏せられていた。

このまま騒動が収束するとは思えないが、日本テレビは今後どのような対応に出るだろうか――。

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