藤原丈一郎、地面に寝そべる“インパクト大”メインビジュアル完成 ドラマ『ロンダリング』追加キャストも発表

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2025年06月20日 19:00  ORICON NEWS

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ドラマ『ロンダリング』メインビジュアル (C)カンテレ
 7人組グループ・なにわ男子の藤原丈一郎が地上波連ドラに初単独主演する、7月3日スタートのカンテレ×FODドラマ枠第3弾となるオリジナル作品『ロンダリング』のメインビジュアルが完成した。さらに、新たに、趙■和(ちょうたみやす)、和田正人、谷村美月が出演することも発表された。

【写真】力強い眼差しを浮かべる谷村美月…趙民和&和田正も出演が決定

 今作は、藤原演じる“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ売れない俳優・緋山鋭介が嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する、社会派ミステリー。緋山は“霊”という目に見えない存在と、真正面から真摯に向き合っていくこととなる。

 メインビジュアルのテーマは“光と闇の狭間”。暗くよどんだ街並みの中で、聞こえないはずの声に翻弄(ほんろう)され、地面に横たわる主人公・緋山。その後ろにそびえ立つのは、富の象徴のようにたたずむ高層ビル。まさに“光”と“闇”の狭間にいる緋山には「消されて、たまるか。」というキャッチコピーが添えられ、その鋭い眼差しは、社会から切り捨てられた“死者の声”を救い出そうと奮闘する決意を表している。

 また、緋山に事故物件のロンダリング(洗浄)を依頼する不動産会社「アマミ不動産」社長・天海吾郎(大谷亮平)と、「アマミ不動産」大阪支社社員で、緋山のお世話係兼相棒を務める蒼沢夏凜(菅井友香)が、緋山の背後から前を見つめ、3人の関係性を想起させている。

■藤原丈一郎コメント

すごくインパクトのあるビジュアルに仕上がりました!地面に寝転がって撮影しましたが、緋山の少しクズなキャラクターや、幽霊の声が聞こえる様子を表現できたと思います。
背景は、実際にドラマを撮影した大阪の商店街がモチーフで、現場に行ったことがあるので想像しやすいですし、懐かしかったです。昔ながらの商店街ですが、開発されている部分もあって、後ろには高層ビルが建っていたり、リノベーションしたオシャレな古民家があったり。昔と今の両方を見られる場所、時代の変化を感じられるようなロケーションなので、今回の作品にすごくぴったりだと思います。よくこんなにいい場所を見つけてくださったな、と感動しました!

 また、趙が演じるのは、「アマミ不動産」大阪支社社員で、元刑事(警察官)の村崎篤史(むらさきあつし)。警察官時代に培ったつながりや情報収集力を駆使し、借主の信用情報調査やトラブル処理を主な業務とする。気立てのいい人物だが、警察官の人員不足や事件内容に対するモチベーションの変化を理解しているため、社会から見捨てられてしまう人々がいることは諦観している。

 そして、和田正人が演じるのは、物語の中盤から登場する、大阪府警察所轄署の刑事・灰田徹(はいだとおる)。緋山が巻き込まれるある事件について、手がかりがなく捜査に乗り気でない所轄署の中で、単独で真相を究明し手柄を挙げようとする。荒々しい一面を持つが、勘が鋭く情報収集力に優れている。さらに、大阪府出身の谷村美月も、物語中盤から登場。演じる役名や役柄は、ドラマの中で明かされる

■新キャストコメント

▼趙■和(※王へんに民)

――オファーを受けたときのご感想
率直にうれしく、久しぶりの地元・大阪での撮影ということで興奮しました。脚本も読めば読むほど面白く、随所に散りばめられた伏線や意味を視聴者の方々にも楽しんでもらえると思います。関西弁のドラマも今ではなかなか見られないので、新鮮に感じられました。

――村崎篤史を演じたご感想

村崎を演じる上で気をつかったところは、実年齢より上の設定だったので若さを捨てることでした。メイクや衣装が秀逸で、自然と大阪のオッサンになれたと思います。もうすでに十分オッサンですが…。

――共演者の皆さんの印象について

主演の藤原さん、菅井さんの集中力がすまじく、作品に賭ける魂を見たようで、一緒にお芝居をしながらずっと感動していました。大谷さんや久保田(磨希)さんはやはり個性的で役割を完全に理解なさっていて、ベテランのすごみに圧倒されました。

――ドラマの見どころについて

ドラマ『ロンダリング』は見れば見るほど謎を呼び、引き込まれる作りになっています。幽霊、不動産、人生に、ロンダリング。これらのキーワードが開ける物語の扉に、どっぷり浸ってください!そして、村崎のオッサンぶりも楽しんでいただけたらと思います!もう十分オッサンですが…。

▼和田正人

――オファーを受けたときのご感想

率直に台本が面白かったのと、何より役が魅力的だなと思いました。定期的に関西弁の役をやりたくなるんですけど、関西弁の役から少し遠ざかっていたタイミングで、“きた!”という感じで(笑)。しかも、刑事なのにアウトローで無茶苦茶なこともする役で、こういうのを久々にやりたいなと思い引き受けました。若い頃はこういった役のオファーもあるんですけど、年を重ねて家庭を築いた今、いい味が出始めた頃に演じたらどういう風になるのか、自分の中でも見てみたいなと思いました。ちょうどいいタイミングで面白い役のオファーをいただいたので、すぐに“やろう!”という感じでしたね。

――灰田徹を演じたご感想

セリフは覚えていきますが、どう演じるかは現場に入って他の役者さんと合わせながら決めていくので、そこまで役を作りこんだ印象はありません。その場でアイデア出しをして膨らませていって、役に息を吹き込んでいくイメージです。
初日に撮影した僕の登場シーンは、フレッシュな藤原くんを相手にクールにやり過ぎたかと思いましたが、翌日の撮影では慣れ親しんだオッサンたちと一緒で(笑)。少し余裕も出てきたからか、くだけた灰田を演じられました。撮影日によって、若手チーム、オッサンチームと絡む相手が変わって、違った見せ方や雰囲気を出せたので、そのグラデーションをつくることができたのはよかったなと思います。
衣装に関しても、せっかく大阪に来たので、コテコテな感じにしてみたくていろいろと意見をさせてもらいました。自分らしいものに仕上がったと思います。

――共演者の皆さんの印象について

主演の藤原くんは、たたずまいがすごくしっかりしていました。橋本(涼)くんもすごくいい感じのお兄ちゃんでしたね。お二人とも長年アイドルをやられているからか、大人びていて経験値を感じるというか、達観しているというか。たくさんの人たちを相手にして、意識を高く持って仕事を積み重ねてきた人たちは、どっしり構えているなという印象を持ちました。なので、こちらも変に目線を変えることもなく、ストレートに向き合ってぶつかり合えて、すごくありがたかったです。僕が撮影に参加したのは短い間でしたが、とても楽しくやらせてもらいましたし、心地よかったですし、生き生きとやらせてもらいました。
大谷くんや趙くんは、よく仕事でも一緒になるので安心感がありました。趙くんは同い年で、大谷くんが1歳下。40代半ばまで生き残っていくのが大変な中で、同じ世代がいるのはホッとしますし、肩肘張らずにいられました。長く芸能を続けていると、こういう風に同世代の連中と顔を合わせて、昔話に花を咲かせて、みたいなことがあって…まさに先輩方がやっていたことを自分たちがやっていて、もうそんな年になったのか、なんて振り返りながらお芝居をしていました。同窓会みたいな現場で楽しかったです(笑)。僕もあちこちでいろいろな役をやらせてもらっているので、またどこかで再会できるかもしれませんね。『ロンダリング』も、まだ放送は始まっていませんが、パート2をやったらいいんですよ(笑)!

――ドラマの見どころについて

出演者もスタッフの皆さんも全体的に若いチームが作っているので、すごく勢いがあります。そんな中でも、骨太で、地に足がついていて、重厚感も感じられるような作品になっています。この世界観の中で、必死にもがいている若者たちの姿から物語を感じ取っていただくと、また違った形で『ロンダリング』を楽しんでもらえると思います。
今、世界で最もアツい大阪・関西から届けるので、ぜひそのエネルギーを受け取ってください!

▼谷村美月

――撮影を振り返って

お芝居において“セリフで説明する”ことが一番難しいと思いますが、今回は私のセリフをきっかけに物語が動く、すごく大切な役どころを演じました。セリフの部分は少し悩みましたし、一緒にシーンを撮らせていただいた大谷亮平さんとも“大変だよね”と話していました。
ドラマチックに演じるより、クールにさっぱりと演じる方が得意な私にとって、ドラマ的な味つけをしてくださる大谷さんには、すごく助けていただきました。私は大谷さんに乗っかるだけでいい、悩まなくていい空気感にしてくださいました。

――ドラマの見どころについて

最初に台本をいただいたときから、すごく楽しんで読み進めましたし、頭の中でドラマとして想像したときに、すごく見ごたえのある作品になりそうだな、と思いました。ただ、どうやって映像化するんだろう、と感じるシーンがたくさんあるので、放送がすごく楽しみです。
コンプライアンスや規制が厳しい中で、なかなか思い切った作品になっていますし、だからこそ私もひかれたので、視聴者の皆さんと一緒に最後まで楽しめたらいいなと思います。

■第1話 あらすじ

緋山鋭介は、売れない俳優。スターを目指して大阪から上京したが、仕事は端役ばかりで収入はわずか、その日暮らしの毎日を過ごしていた。
そんな彼はまったく役にたたない“ギフト”の持ち主であった。それは、非業の死を遂げた死者の声が“聞こえる”という厄介な特殊能力。霊感があるわけでもなく、霊の姿が見えるわけでもなく、かと言って霊とコミュニケーションがとれるわけでもない。ただ、霊の声が一方的に聞こえる、無用の長物とも言えるもの。それ故に、家賃が格安の事故物件にうっかり飛びついては死者の悲痛な声に悩まされ、転居を繰り返す引っ越し貧乏に陥っていた。
ある日、またも事故物件をつかまされた緋山は、苦情を訴えようと家を仲介した「アマミ不動産」へ。緋山の能力を知った社長の天海吾郎から「紹介したい物件がある」と思わぬ場所に案内される。そこは、5年前に女性がベランダから飛び降りて自ら命を断ったという高級マンションの一室で…。

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