たくさんのヘビの卵の中から……「やばいねこれ」　とんでもなく珍しい光景に「初めて見ました」「ビックリです！」

　ヘビの卵が割れたら、2つの小さな頭がひょっこり。世にも珍しい双子のヘビが誕生した場面を収めた、貴重な映像がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で20万回以上再生され、2600件を超える高評価が寄せられています。※ヘビが苦手な人は閲覧注意です！

【画像】とんでもなく珍しい光景

　動画の投稿主はヘビをはじめとした生き物が大好きで、たくさんの生き物と暮らしている真夜中のビバリウム（@mayo_viva）さん。以前は、生まれるはずのない白ヘビが誕生した時の様子を紹介してくれました。

　2024年の10月1日には「ボールパイソン専門店【MIDNIGHT VIVARIUM】」をオープンし、生体の販売も行っている投稿主さん。今回はボールパイソンの卵のハッチ（ふ化）が始まり、卵の様子を見ていたところ、世にも珍しい双子の子ヘビが生まれたようで……？

※ボールパイソン（ボールニシキヘビ）：アフリカ中部に生息する毒のないニシキヘビの一種で、ペットに向くヘビとして世界中で飼育されています。驚くとボールのように丸くなることから、この名前が付けられたそうです。

ボールパイソンの卵をカットすると……

　まずはハッチが始まった3つの卵と、すでに卵から出てきた1匹の子ヘビを見せてくれた投稿主さん。3つの卵のうち一つはふ化直前にもかかわらずパンパンに張っているので、卵の中で死んでしまっている可能性があるそうです。

　その後ボールパイソンの遺伝について話しつつ、エッグカット（ふ化する直前に卵の殻をハサミなどで切ること）する様子を見せてくれました。亀裂が入っていた卵の子ヘビはうれしいことに、無事に育っていそうです。

　数日後。別の7つの卵に亀裂が入ってきたため、こちらもエッグカットをしていくとのこと。子ヘビを傷つけないよう慎重に卵の殻を切っていくと、次々と子ヘビの体が見えてきました。ふ化直前の卵は横から触ると、ヘビの形や体のラインが分かるそうですよ。

　エッグカットをした後は、自力で卵から出てくるまでしばらく放置するとのこと。しかし7つの卵をエッグカットして一晩経過したところ、何やら「とんでもないこと」が起きたようで……？

世にも珍しい双子のヘビ

　投稿主さんによると、今回エッグカットした7つの卵のうち、1つだけモルフ（品種）が分からない卵があったそうです。そしてその卵から頭が出てきたと思ったら、なぜか頭が2つ出ていたのだとか……！　どうやらこの卵の中には何とも珍しい、双子のヘビがいるようです。

　双子が入っていると思われる卵を少し広めにカットしてみると、間違いなく頭が2つありました。1つの卵に2匹の子ヘビが入っているだけあって、他の卵と比べてパンパンに身が詰まっています。

　実はボールパイソンはときおり、双子で生まれることがあるのだとか。しかしまさか自分の所で生まれるとは思っていなかったと話す投稿主さんは「やばいねこれ」、驚きと喜びを伝えています。

　とはいえ双子ではなく、1つの体に2つの頭がある双頭だったらどうしようと、ちょっぴり不安になってしまった様子。ヘビやカメはまれに双頭で生まれてくることがあるそうですが、さすがにそんなことはないかと思い直し、双子の子ヘビが卵から出てくるまで待つことに。

卵から出てくると……

　この段階で7つの卵のうち一つ、冒頭でエッグカットをした3つの卵のうち2つから子ヘビが完全に出てきていました。ただ3つの卵のうち一つは奇形で、生きて卵から出ることはできなかったそうです。

　ボールパイソンの卵はしっかりとした有精卵であっても、奇形で生きて外に出ることができなかったり、卵の中で発生・発育している途中で死んでしまったりすることもあるのだとか。

　その後双子は無事に卵から出てきましたが、他の子ヘビたちと比べるとかなり体が小さいそうです。しかし体が小さいからといって、虚弱ということはなさそうとのこと。加えてボールパイソンは生まれたときの体格差によって、長生きするかどうかが決まることもないそうです。双子の様子が気になる方は、後日投稿された動画もチェックしてみてくださいね。

「双子ちゃんすご！！」「柄が同じなのか見たい」の声

　動画には、「双子ちゃんすご!!　めちゃくちゃかわいいいい!!　お顔がふたつ」「双子ビックリです！　柄が同じなのか見たいですね」「頭2つ並んで顔出してるのかわいいですね」「双子だなんてすごいですね！　初めて見ました。ありがとうございます」といったコメントが寄せられています。

　投稿主さんが飼育、販売しているボールパイソンたちの様子はYouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」やX（旧Twitter／@mayo_viva）、Instagram（@midnightvivarium）に投稿されています。

画像提供：YouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」