「PayPayで数十万円をだまし取られた」──Xで話題、対策方法は? 犯行手口や補償条件もまるっと解説

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2025年06月21日 05:10  ITmedia Mobile

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2025年5月時点で登録ユーザー数が6900万人となっていたPayPay。既にスマートフォン決済の代表格となり、決済機能を利用できる店舗は多い

 「PayPayで数十万円をだまし取られた」──そんなポストがX(旧Twitter)で注目を集めている。投稿によると、PayPayを日常的に利用しているユーザーが、何者かにより大金が不正に引き出され、だまし取られる被害に遭ったという。


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●詐欺の手口は?


 詐欺の手口は、何者かが「PayPayカードからの請求メールです」とウソのメールを送りつけ、別の会社のサービスとPayPayを勝手に連携させる、というもの。


 PayPayは、「PayPayカードからの請求メールであると騙って他社サービスとの連携画面に誘導し、第三者の他社サービスのアカウントと連携させて、PayPayで支払いをさせる手口が確認されています」としている。


●PayPayユーザーはどう対策すればいいの?


 では、利用者をだまそうとするウソのメールが届いたら、PayPayユーザーはどうすればいいのか?


 PayPayもPayPayカードも、アカウントの連携や支払い、お金のやり取り(送金・譲渡など)のために、QRコードをメールで送信することは絶対にない。


 PayPayは、PayPayからのQRコードと記載されたメールが届いたら、メールに記載のQRコードやURLは絶対に開かずに、すぐにメールを削除するよう呼びかけている。


 届いたメールを見て「怪しい」と感じたら、ユーザー自身でPayPayカードの会員メニューにログインして、請求の内容を確認するようにしよう。


本物のメールかどうかを見分ける「2つのポイント」


 本物のPayPayからのメールかどうかを見分ける2つのポイントがあるので紹介する。


 メールのサービスやアプリによっては、PayPayやPayPayカードからの本物のメールに、「公式ロゴのアイコン」が表示されることがある。


1. もしこの公式ロゴのアイコンが表示されていれば、それは本物のメールなので安心していい


2. 届いたメールに公式ロゴのアイコンが表示されていない場合、それは詐欺メールの可能性が高いので、十分に注意しよう


不審な連携がないか確認する方法


 「もしかして、自分のPayPayが、知らないサービスと連携されちゃったかも?」と不安になったら、PayPayアプリから以下の手順に従って必ず確認しよう。


1. まず、PayPayアプリを開き、画面の下部にある「アカウント」をタップする


2. 次に、「外部サービス連携」という項目をタップする


3. ここに、PayPayと連携したサービスの一覧が表示される。もし、「このサービスと連携した覚えはない」というものがあれば、その右側の「解除する」をタップして、すぐに連携を解除しよう


●被害に遭ってしまったら補償される?


 PayPayでは、「利用されているPayPayアカウントで第三者利用による心当たりのない請求が発生した場合や、PayPayアカウントをお持ちでないにも関わらず、PayPayからの請求が発生していた場合に申請できます」と案内している。


 補償条件は次の5つだ。


・損害発生日から60日以内の申請であること


・初回の申請であること、または前回申請した日から1年を超えていること


・家族や同居人などによる利用ではないこと


・警察へ被害の届出を行うこと


・PayPayが所定する審査条件を満たしていること


 補償される金額や補償申請方法などの詳細は、PayPayサイト内の「不正利用に伴う補償申請について」を参考にするといい。


【更新:6月21日5時30分】一部に重複する表現と分かりづらい記述があったため修正いたしました



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