櫻井翔、“壮絶な50日間”を生き抜いた男性を取材 斎藤佑樹、桐谷美玲らが戦後80年企画参加

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2025年06月22日 05:00  ORICON NEWS

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戦後80年プロジェクト『いまを、戦前にさせない』メッセンジャーを務める櫻井翔(C)日本テレビ
 5人組グループ・嵐の櫻井翔、元プロ野球選手の斎藤佑樹氏、俳優の桐谷美玲が、日本テレビ系(NNN各局)戦後80年プロジェクト『いまを、戦前にさせない』に参加。戦後80年の今年は「戦争の記憶から、いまを見つめる」をテーマに沖縄と向き合う。

【場面写真】桐谷美玲が涙を流す場面も…沖縄戦で亡くなった祖父からの手紙

 あす23日、沖縄は「慰霊の日」を迎える。80年前、沖縄県民の4人に1人が亡くなったとされる沖縄戦で、組織的な戦闘が終結したとされる日である。今年3月、政府はいわゆる「台湾有事」などを念頭に、沖縄の離島からの避難計画を初めて公表した。住民らおよそ12万人を6日程度で九州などに避難させる内容だった。80年前の戦争でも離島から避難しようとして命を落とした人がいた。日本を取り巻く情勢が変わる中、過去の記憶をどう活かしていくのか。それは沖縄だけでなく、日本全体が向き合うべき問いである。同報道局は、過去と現在をつなぎ、「いまを、戦前にさせない」ために伝える。

 23日週放送の『news every.』(月〜金 後3:50〜後7:00)では、斎藤キャスターが、沖縄戦で結成された主に14歳から18歳の「鉄血勤皇隊・通信隊」の足跡を取材する。日本軍史上初めて中学生の学徒隊が兵士として動員されたが、十分な訓練も受けないまま、戦場で多くの命が犠牲になった。

 斎藤キャスターは少年たちの遺書や遺影などが展示されている資料館を訪問。「沖縄戦終焉の地」といわれる摩文仁の丘(まぶにのおか)を訪れた。彼らはどんな過酷な環境で過ごし、最期の瞬間を迎えたのか。ぬかるんだ道を進むと、切り立った岩や急勾配の崖には、当時のものと思われる手りゅう弾や火炎放射器で焼かれた跡など、生々しい戦争の爪痕が今も残っていた。

 桐谷キャスターは、沖縄戦で亡くなった祖父からの手紙を大切に保管している家族を取材。「いまを、戦前にさせない」プロジェクトに証言を寄せてくれた家族のもとを訪れた。戦況の悪化を機に、家族で暮らしていた沖縄から妻と2人の子どもを大阪へ疎開させた祖父。手紙には、家族が離ればなれになるつらさや、子どもたちへの深い愛情がつづられていた。その手紙を読みながら、桐谷キャスターが涙を流す場面も。「いまを、戦前にさせない」ためにできることを考える。

 23日週放送の『news zero』(月〜木 後11:00/金曜 後11:30)では、櫻井が“壮絶な50日間”を生き抜いた男性に迫る。80年前、沖縄・石垣島から疎開するため出港した2隻の船。海上で米軍機の空襲を受け、疎開船は尖閣諸島の無人島「魚釣島」に漂着した。無人島で始まった飢餓との戦いのなか、壮絶な日々を生き抜き、救助された86歳の男性を櫻井が取材する。当時3歳の妹と乳児だった弟を亡くした男性が、戦争の現実を語る。

 また、藤井貴彦キャスターはサッカー日本代表・森保一監督(長崎出身)と、森保氏を育成した元サンフレッチェ広島総監督で、被爆者でもある今西和男氏(広島出身)を取材。深いつながりがある2人に、受け継がれてきた平和への思いを聞く。

 22日放送の『真相報道バンキシャ!』(毎週日曜 後6:00〜後6:55)では、次の世代へ“戦争の記憶”を継ぐ13歳双子姉妹の読み上げに密着。23日週放送の『Oha!4 NEWS LIVE』(月〜金 前4:30〜前5:50)では“ポークたまごおにぎり”から沖縄と戦後の食の記憶をたどる。

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