



(そんな「挨拶を重んじる」家庭で育った私としては、アレはありえないんだよね。会話を普通にしてくれるのはまだ救いだけど、挨拶ができない義家族の姿をミズキに見せるのもよくないと思うんだよ……)自分でも気がつかないうちに私は大きなため息をついていたのでしょう。お風呂から上がってきたばかりのシュウヘイが声をかけてきました。



「えっ! うちの家族そんな失礼なことしてた!?」シュウヘイはびっくりしています。「してるよ! 帰省したときとか、気がつかなかったの!?」「いつも普通に会話してたから気づかなかったよ〜」ということは、今までモヤモヤしていたのは私ひとりだったようです。


シュウヘイに挨拶がない理由を聞いたところ、「家族間で挨拶する習慣がないだけ」という意外な答えが返ってきました。挨拶を重んじる家庭で育った私は、そんな答えを想像していなかったのです。
シュウヘイは挨拶のスルーにまったく気づいていませんでした。嫌われているのではないかと不安になっていた矢先、むしろ褒められていたと嬉しい話も聞けたのでよかったのですが……ただ、家族間での挨拶の習慣のない家庭があることには驚きです。
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原案・ママスタ 脚本・ふみまる 作画・林檎りん 編集・塚田萌