
【写真】主人公・鳴海(綾瀬)と愛猫の魯山人
本作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、「死」と「笑い」の融合した類いまれなる「笑って読める終活ギャグマンガ」と評されたカレー沢薫の同名漫画を、大河ドラマ『青天を衝け』、連続テレビ小説『あさが来た』の大森美香による脚本で実写化する社会派「終活」コメディー。
学芸員として働く鳴海は、仕事に趣味の推し活に、独身生活を謳歌していた。しかしある日、幼い頃に憧れていたキャリアウーマンの伯母・光子(山口紗弥加)が孤独死していたことを知る。
光子の弟でもある父・和夫(國村隼)や、光子と折り合いが悪かった母・雅子(松坂慶子)は、遺品の処分に困っている様子。つれない両親の態度を目の当たりにした鳴海は、遺品が入った段ボール箱を持って帰ることにする。そして自宅で段ボールを開けた鳴海は、複数の遺品の中から用途がわからない品物を発見する。
後日、勤務先の美術館にその遺品を持参した鳴海は、同僚の松岡(岸本鮎佳)に見せながら「これ、何か分かる? 美顔器系だと思うんだけど、ググっても出てこなくて…」と話しかける。すると松岡は声をひそめながら「あんた、職場に何持ってきてんの?」とつぶやく。松岡が遺品の“正体”について耳打ちすると、鳴海は「えっ? バ?」とポツリ。松岡が「だからこれは…」と言いながら再び耳打ちをすると、鳴海は真顔で「あぁ〜女性用の…」と納得したかと思うと一転。「うぎゃ〜! うわっ…」と衝撃を受けた様子で、遺品を放り投げてしまうのだった…。
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