「アンパンマン」を生み出したやなせたかしをモデルにした柳井嵩（北村匠海）に大きな影響を与える弟、千尋役で存在感を見せ、“国民の弟”と話題を呼んでいるのが中沢元紀だ。
第11週「軍隊は大きらい、だけど」の第54回は、北村とのほぼ2人芝居。海軍少尉となった千尋が嵩と久しぶりに再会し、激戦地に向かう前に本音を兄にぶつけるシーンは「全身全霊の演技」「圧倒された」と注目を集めた。
幼いころは病弱だったが柔道に打ち込み、たくましく成長。だが、「千尋、お前どうしちゃったんだ」と嵩に言われるほど、京都帝大で法を学ぶ学生が海軍に志願し、南方に向かう駆逐艦に乗り込むことを蕩々と話す姿に視聴者も驚きを隠せなかった。
また、のぶ（今田美桜）に対する想いを初めて嵩に打ち明ける姿も強烈な印象を放っていた。
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「あんぱん」製作総括プロデューサーによれば、このシーンにハマるかどうかが千尋役起用の決め手となったという。確かに、中沢演じる千尋の眼差しには悲しみや怒りだけではない、複雑な揺れる感情が見てとれた。
中沢は2022年配信のWEB CMドラマで俳優デビュー。間宮祥太朗主演「ナンバMG5」（Amazon Prime Video、FOD配信中）の山田亮太役で連続ドラマ初出演を果たした。
高校時代はハンドボールに打ち込んでいたが、鈴木亮平主演の日曜劇場「下剋上球児」（Amazon Prime Video、U-NEXT配信中）では半年に及ぶオーディションを勝ち抜き、エースピッチャーの犬塚翔役に抜擢。精悍な佇まいと醸し出される芯の強さで注目された。
また、映画『ファストブレイク』では廃部寸前のバスケットボール部に入り、バスケに打ち込む元不良の草村駿斗役に。
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次回作は7月9日（水）スタートの藤木直人、白石麻衣共演の水10ドラマ「最後の鑑定人」。
捜査一課の刑事・都丸勇人として、凄腕鑑定人・土門誠（藤木）と捜査現場の橋渡し役となる。土門に翻弄されていく、やる気溢れる熱き若手刑事役も見逃せない。
精悍さと気品を併せ持つ、2025年ネクストブレイク俳優のひとり
☆中沢元紀 プロフィール
生年月日：2000年2月20日
出身地：茨城県
☆主な出演作
「ナンバMG5」（2022、ドラマ）
Netflixシリーズ「First Love 初恋」（2022、ドラマ）
「埼玉のホスト」（2023、ドラマ）
「下剋上球児」（2023、ドラマ）
『さよならモノトーン』（2023、映画）
『沈黙の艦隊』（2023、映画）
Amazon Original「沈黙の艦隊 シーズン1 〜東京湾大海戦〜」（2024、ドラマ）
「366日」（2024、ドラマ）
「ひだまりが聴こえる」（2024、ドラマ）
『ファストブレイク』（2024、映画）
連続テレビ小説「あんぱん」は月曜〜土曜8時〜NHK総合ほかにて放送中。※土曜日は1週間をふり返り。NHKプラス・NHKオンデマンドにて見逃し配信中。
「最後の鑑定人」は7月9日より毎週水曜日22時〜フジテレビ系にて放送開始。
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