ロボット掃除機に適した家具は? 「ルンバブル」な環境を整えるための家具を紹介【2025年6月版】

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2025年06月22日 17:40  Fav-Log by ITmedia

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出典:サンワサプライ

 「ルンバ」の登場以降、すっかりおなじみとなったロボット掃除機。現在ではさまざまな進化を遂げ、より便利に、より身近なものになっています。

【画像】ロボット掃除機に適した家具のおすすめモデル

 今回は、ロボット掃除機を導入するための環境づくりと、ロボット掃除機に適した家具を紹介します。

●「ルンバブル」な環境でロボット掃除機を最大限に活用

 家庭用のロボット掃除機は、アイロボットのルンバにより米国から普及が始まった経緯があり、欧米の生活スタイルが適しています。ロボット掃除機に適した環境は「ルンバブル」と形容されることもあり、ルンバブルな環境を整えるほど、ロボット掃除機のメリットを享受できます。

 ロボット掃除機に最も適した床はフローリングです。タイルや石材にも適しているので玄関にも使用できます。また、最近のロボット掃除機に標準搭載されることが多い水拭き機能には向きませんが、吸引機能のみを使用するのであれば、カーペットでも問題なく使用できます。ただし、毛足の長いカーペットはローラーに巻き込んでしまう恐れがあるので注意が必要です。

 一方、畳の部屋には不向きです。全く使用できないわけではありませんが、ブラシなどにより畳が損傷してしまう恐れがありますので、畳敷きでは避けるのが無難でしょう。

 床には極力物を置かないことも、ロボット掃除機を最大限に活用するためには大事です。ロボット掃除機には障害物を避ける機能がありますが、障害物を移動させる機能はありません。

 また、本棚や食器棚といった家具は障害物として避けられますが、それらは脚つきのものにすれば、足以外の部分を掃除させることができます。なお、脚はロボット掃除機の高さよりも高いものを使用する必要があります。奥行きはロボット掃除機が通れるサイズの家具は少ないので、その部分のみ自身で掃除する等の対処が必要となります。

●脚の高さを調整できるスチールラックが便利|アイリスオーヤマ メタルラック SE-1221

 「ルンバブル」な環境の構築にとても便利なのがスチールラックです。スチールラックは棚板の高さを調整することができるので、どんな高さのロボット掃除機でも、下をくぐらせて掃除させることができます。

 また、スチールラックは本棚としてはもちろん、パソコンラックやテレビ台、ワードローブ、食器棚などさまざまな使い方ができますので、さまざまな収納家具をスチールラックに置き換えれば、収納家具の下を自在にロボット掃除機が動き回れます。なお、奥行きにはさほど余裕がないモデルが多く、その間を通ることはできない点には注意が必要です。徹底してルンバブルにしたいのであれば、幅も奥行きも、手持ちのロボット掃除機が通れるサイズのものを用意しましょう。

 スチールラックにはさまざまなサイズ・規格のものがありますが、同じメーカーのもので統一すれば、パーツの使いまわしもできるので何かと便利です。アイリスオーヤマの「メタルラック SE-1221」は、ポール直径25mmならではの安定性が魅力。さまざまなサイズの製品があるので、間取りや天井の高さに、そしてロボット掃除機のサイズに合わせて選びましょう。SE-1221のアイリスプラザでの価格は1万9800円(税込、以下同)となっています。

●テーブルに引っ掛けられるルンバブルチェア|パレットライフ ダイニングチェア

 テーブルはたいていの製品がロボット掃除機が下をくぐることができますが、チェアはテーブルの上に逆さににして置いたり、掃除する部屋から移動させるなどの対処をしたほうが、効率的にロボットによる掃除ができます。

 パレットライフのダイニングチェアは、「ルンバブル」が特徴のチェアです。背もたれのアームをテーブルの天板に引っ掛けられるようになっており、テーブルに引っ掛けることで床と椅子の間に空間ができるので、掃除の際に毎回持ち上げたり、別の部屋へ移動させたりする手間が省けます。

 また、重量は約5.2kgと持ち上げやすく、肘掛けの端を持てば持ち運びもしやすいので、移動もスムーズにできます。サイズは幅52×奥行51×高さ65cm、座面までの高さは41cm。実売価格は約1万4000円からとなっています。

●ロボット掃除機に優しい布団レスのこたつ|光製作所 こたつ(HK-ノーム)

 今年はもうこたつの季節は終わりですが、冬にはこたつが欠かせないという方は多いはず。一般的なこたつは、こたつ布団がかかっており、やはりロボット掃除機には不向きな家具です。

 こたつには「布団レス」の製品もあるので、ロボット掃除機が活躍しやすい環境を目指すのであれば、布団レスのこたつに替えてみるのもよいでしょう。「布団レスこたつ」などのワードで検索すれば、さまざまな製品が見つかります。

 光製作所の「こたつ(HK-ノーム)」は、天然木のオーク突板を使用した長方形型こたつ。布団レスヒーターを搭載しており、ロボット掃除機での掃除もスムーズに行えます。手元で温度を調節できるコントローラー付き。サイズは105(幅)×55(奥行き)×40(高さ)cm。実売価格は3万円前後となっています。

●テレビ台も脚付きのものがおすすめ|イケア LACK テレビ台

 家庭用テレビを設置するためのテレビ台は、一般的には脚がないものや足が短いものが多くなっており、ロボット掃除機ではその舌を掃除することが困難です。しかし、ある程度脚の長さがあるものを用意すれば、ロボット掃除機での掃除が可能となります。

 一般的にロボット掃除機が通れる高さは10cm以内が目安とされていますので、それ以上の高さがあるテレビ台を選べばよいでしょう。

 イケア(IKEA)の「LACK テレビ台」は、棚板までの高さが20cmと、多くのロボット掃除機が通れる高さです。なお、奥行きが26cmなので、その間を通ることはできないロボット掃除機が多い点には注意が必要です。イケアのオンラインストアでの価格は1799円となっています。

●食器棚もルンバブルなものを用意したい|アイリスオーヤマ 食器棚 KPB-9360

 上で紹介しているスチールラックは、ほこりをかぶっると困る食器などを保管するのには向いていません。食器の保管には、脚付きの食器棚を用意することで対処したいところです。

 アイリスオーヤマの食器棚「KPB-9360」は、足の長さが13cmですので、ロボット掃除機が食器棚の下を通れるサイズとなっています。奥行のサイズの関係上、ロボット掃除機が通れない部分が出てしまった場合は、フローリングモップなどで対処したいところです。

 2枚の棚板は3.2cm間隔で11段階の高さ調節が可能。グラスや平皿など、しまう物に合わせてカスタマイズできるのも便利。引出し収納も備えており、小物やカトラリーもすっきり収納できます。アイリスプラザでの価格は1万980円となっています。

●ロボット掃除機の設置スペースを有効利用|サンワダイレクト ロボット掃除機収納ボックス 200-CB062W

 一般的なロボット掃除機には専用の充電ステーションがつきもので、そちらの設置場所の上部はデッドスペースとなってしまいがちです。ロボット掃除機向けの収納ボックスがあれば、ロボット掃除機の上のスペースを有効利用できます。

 サンワダイレクトの「200-CB062W」は、ダストボックス付きのロボット掃除機を下部に設置することが可能な木製の収納ボックスです。ロボット掃除機以外にも、大型のWi-Fiルーターや電源タップといったものの収納にも利用できます。

 中棚や天板の上には、さまざまなものを置くことが可能。扉がついているので、収納した状態のまま、ダストボックスのごみを回収できます。主な対応機種は、ルンバコンボシリーズ 10 Max ロボット/j7+/j5+/j5/i5+、jシリーズ j9+/j7+/j9/j7、iシリーズ i7/i5/i3+/i7/i5/i3/i2。サンワダイレクトでの価格は1万1800円となっています。

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