京都府長岡京市の公式LINE登録者、驚きの人口8万2千人超え!?急増の理由とは…

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2025年06月23日 07:10  まいどなニュース

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友だち登録者が市の人口を超えた長岡京市の公式ラインアカウント

  京都府長岡京市が開設する無料通信アプリ「LINE(ライン)」の公式アカウントに、市と情報のやりとりができる「友だち」として登録する人が同市の人口を超え、関係者を驚かせている。市の施設予約もできる利便性の高さをうりにするが、人口8万2千人に対して登録者は1.2倍超の10万人に迫る。背景には市民以外にも重宝される理由があるという。

【写真】急増の理由は…この施設!?

 同市が公式LINEを開設したのは2020年3月。災害時の情報を登録者へ一斉に発信できるメリットに着目した。ただ1年後の登録者は7236人と市の人口(8万2123人、25年4月現在)の1割未満。登録急増のきっかけは、21年に行ったシステムの拡張だったという。

 新システムでは、行政から一方的な情報発信しかできなかったLINEの利用法を、申し込みや予約などもできるように充実させた。新型コロナウイルスのワクチン接種予約に対応するなどし、半年ほどで登録者は5倍の3万6017人に増えたという。その後も、がん検診の申し込み、粗大ごみの収集予約、傷んだ道路の通報、市民アンケートなどLINEでできる手続きを次々と拡充。市内の店舗で使える割引クーポンをLINEを通じて配布した22年には、市内に通勤する人も使えるとあって、4カ月だけで3万4千人増の7万9561人に急伸した。

 12日現在の登録者数は9万9619人に上る。市が人口を超えた一因として指摘するのは、西山公園にある「ジャブジャブ池」の存在だ。無料で水遊びができる人気のスポットで近隣市町からの利用も多い。LINEなどで予約が必要なため、市はクーポンとともに市民以外からの友だち登録が増える要因になったとみている。

 市デジタル戦略課の担当者は「自治体の公式LINEでは友だちの数が人口の30%くらいという事例が多いので、まさか人口を超えるとは思っていなかった」と驚く。「近年は高齢者でスマートフォンを使う方も増えている。LINEでできることをさらに増やし、使いやすさも改善していきたい」としている。

(まいどなニュース/京都新聞)

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