ローソンとKDDIは7月1日、ローソンの新コンセプト店舗「Real×Tech LAWSON」1号店を開業する。本店舗は「リアルの温かみとテクノロジーを融合」させ、新たな顧客体験の提供と持続可能な店舗運営の実現を目指すとしている。
【写真7枚】店内全体をジャックするサイネージ、自動掃除ロボット、遠隔接客サービス……未来感たっぷりな店内
ローソンは2030年度までに店舗オペレーションを30%削減する目標を掲げており、本店舗はその実現に向けた先行投資と位置付ける。AIカメラやサイネージ、ロボティクス活用などによって店舗運営の効率化と持続可能性の向上を目指す。
また、リモート接客システムを活用した「Pontaよろず相談所」を設置。服薬指導や金融サービスなど、暮らしに関するサービスについて専門スタッフに相談できるという。
●ロボティクス、AI活用でオペレーションコスト削減
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飲料陳列ロボット、自動調理ロボット、自動掃除ロボットなど、これまで人力で対応していた業務をロボットが担う。これにより、従業員は顧客対応や売り場づくりなど、付加価値の高い業務に集中することが可能になるという。
AI活用では、従業員が身に付けるタグから業務量を定量的に算出し、防犯カメラ情報から棚の充足率や顧客行動を可視化。これらのデータに基づき、AIエージェントが課題抽出、改善策の提案、検証までを一貫して支援することで、経験に依存しないデータに基づいた店舗運営の意思決定を可能にする。これにより、持続可能な店舗マネジメント基盤を確立し、人手不足問題の解決を目指す。
ローソンとKDDIは1号店での検証結果を基に、将来的には日本全国および海外への展開も視野に入れるとしている。
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