中国のvivoはエントリークラスのモデルが多数あり、毎月のように新製品を投入しています。「Y300 Pro+」は、そのエントリーモデルの中でも8mmを切るボディーに大容量バッテリーを搭載したモデルです。
Y300シリーズは価格を抑えたシリーズであり、Y300 Pro+も8GB+256GBモデルが1999元(約4万円)で販売されています。プロセッサはQualcommのSnapdragon 7s Gen 3なので、エントリーモデルとしては上位クラス、ミドルレンジ級の製品です。
カメラは5000万画素と200万画素の深度測定センサー、つまり実質単眼カメラです。Y300シリーズは他のモデルもこの組み合わせとなっており、必要最小限のカメラ構成となっています。しかしカメラバンプはトレンドの大型円形であり、一見すると高性能カメラを搭載しているようにも見えます。さらに背面の表面仕上げも波模様が美しく、安さを感じさせません。
バッテリー容量は7300mAhです。今や中国メーカーのスマホは7000mAh以上のモデルが増えており、この表示を見ても「大容量だ」と感じなくなりつつあります。駆動時間も2日程度になってきている反面、AI機能を利用することで消費電力も上がるでしょうから、従来の5000mAhクラスでは容量不足となっていくでしょう。
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本体サイズは約163.4(幅)×76.4(奥行き)×7.89(高さ)mm、重さ約199gとなります。最近は側面の角をシャープに立てたモデルが多い中、Y300 Pro+はカーブを付けた丸い処理にしているため握りやすいと感じます。
カメラを使ってみましたが、5000万画素メインカメラだけなのでUIはシンプルです。カメラ機能を特に求めない層には十分です。デジタルで2倍、3倍程度の望遠も画面内で見るだけなら十分使えます。SNSに日常のワンシーンをアップする用途なら十分です。
Y300シリーズも数が増えており、メモリ構成を含めると100元単位で選べる製品がずらりとそろいます。このクラスの製品は中国では一番売れる価格帯だけに、vivoとしても次々と新製品を投入し続けているわけです。
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iPhoneにマイナ機能 きょうから(写真:TBS NEWS DIG)72
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