「台湾のおばちゃんファッション」がお手本 年齢気にせず着たいものを着よう! ギラギラヒールビーサン&ブラトップでもOK

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2025年06月29日 08:10  まいどなニュース

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まいどなニュース

台北中心部にあるローカル商店街(撮影:Coco)

 最近SNSで「50代はブラトップだけで外歩けない」という話題がバズっているのを目にしました。この投稿だけでは年齢にふさわしい服装ということなのか、体型を気にしてなのか詳細は分かりません。しかし海外生活22年目、台湾在住12年目の筆者はとても日本らしさを感じました。台湾は日本と比べると服装に関するプレッシャーが少なく、何歳であってもみんな自分が着たい服を何も気にせず着ます。こんなに長期で台湾に滞在していても、未だに「台湾のおばちゃんファッション」に魅了されて続けているので、紹介していきたいと思います。

【写真】「おばちゃん達に大人気」ギラギラヒールビーサン

 SNSで日本の情報を見ていてよく思うのが「〇〇歳は〇〇を着てはいけない」と言った風潮が多いこと。もちろん従わなくてもいいのですが、あまりにも奇抜な格好をすると変わった人として見られてしまう気がします。そして色も日本は落ち着いた無難な色を好む方が多い印象。

 ところが、台湾のおばちゃんファッションはとても自由! 何歳であろうと自分の好きな色、柄、形の服を着る方が多いです。最近、筆者が実際に見かけたのは、推定60代のおばちゃんの濃いピンクの千鳥格子ジャケットとスカートのセットアップ姿。アイラインが強めな化粧をしておられて、バッチリきまっていて格好良い! 売られている服を見ていても、とにかく柄物が多い。これだけたくさん店頭に並んでいるということはきっと売れるのでしょう。

 関西人の筆者からすると、台湾のおばちゃんは大阪のおばちゃんにとても似ています。お店の方でも気さくに話しかけてくれるので少々話し込んでしまうことも起こりますし、道を聞いたら腕を組んで一緒に歩いて連れて行ってくれた、なんて話を聞いたことも。親切でお喋り好きで人懐っこいおばちゃんが大勢いてとても心地よいです。

 明るい色、奇抜な柄はそんなおばちゃん達のパーソナリティにパーフェクトマッチ! そして大阪に負けず劣らず、台湾でもヒョウ柄またはヒョウの顔、そしてギラギラのラインストーンが施されたアイテムをよく見かけます。鼻緒がギラギラでヒールがついているビーサンは、おばちゃんの夏の必須アイテム。台湾には肌を出してはいけない風潮はないので、夏の暑い時期はTシャツやタンクトップ、素足短パン(時にはホットパンツの場合も)に、このギラギラヒールビーサンという格好をよく見かけます。スポーティーな格好を好む方は年齢に関わらずブラトップのみの着用ももちろんあり得ます。

 先日、筆者が一時帰国していた際、実家近くのスーパーへ行くためにタイ定番土産の象柄タイパンツの短パンにビーサンで出かけようとしたら、母に「あんたそのカッコで行くん?」と聞かれました。海外が長すぎて日本の一般的なアラフォー女性の服装が全くできなくなっていますが、普段自由すぎるファッションを楽しんでいるおばちゃん達を見ていたら仕方がない。もちろんTPOをわきまえるのは大事ですが、何歳だから、と自分に制限をかけずに着たいものを着る! 台湾のおばちゃん達を見習って、このスタンスで楽に生きていきたいものです。

(まいどなニュース特約・Coco)

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