『アルプスの少女ハイジ』や『赤毛のアン』『火垂るの墓』『かぐや姫の物語』など、日本が誇る数々の名作アニメーションを手掛けたアニメ監督・高畑勲さん。
その制作の軌跡をたどる展覧会「高畑勲展 ̶日本のアニメーションを作った男。」が、2025年6月27日(金)から9月15日(月祝)の期間、東京の麻布台ヒルズ ギャラリーで開催中です。
早くも話題を集めている展覧会の様子を、実際に行ってきたisutaエディターがレポート!
展示以外にも楽しめるポイントがたくさんあったので、ご紹介していきます。
原画や図解が見ごたえたっぷり。「高畑勲展」が開催 / 麻布台ヒルズ
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日本を代表するアニメ監督として知られる高畑勲さん。
宮崎駿監督らとともにスタジオジブリを設立した人物で、名作『火垂るの墓』の監督を務めた人物でもあります。
本展覧会では、そんな高畑勲監督の軌跡を、当時の絵コンテや制作ノートといった貴重な資料とともに辿ることが可能。
ブースごとに歴代作品が展示されており、細かな線で緻密に書き上げられた制作段階のラフスケッチを、間近でみることができますよ。
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お馴染みのキャラクターや見覚えのあるあのシーンが出来上がっていくまでの絵コンテには、胸が高鳴ります。
また、高畑勲監督の頭の中が書き起こされたメモや制作ノートも必見。作品を観たときの記憶と重ねながら、じっくりと見て回りたくなること間違いなしです。
高畑勲監督の表現に対する向き合い方にも、少しばかり触れられるかもしれません。
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展覧会の目玉とも言っていいのが、『火垂るの墓』の展示。
日本で生まれ育った人なら、一度は観たことがあるであろう名作から、あらゆるシーンのラフスケッチが並んでいます。
この展覧会の準備の中で偶然発見されたというハーモニーセルも展示されていて、その細かい記載に、時間を忘れて見入ってしまいますよ。
また、壁一面に映し出された『火垂るの墓』の名シーンには、観る人を吸い込むような迫力が。
家に帰ったら、もう一度じっくり作品を観たくなるかもしれません。
グッズやコラボカフェも楽しもう!展示会場の外には、コラボカフェやオリジナルグッズ売り場も出現しています。
コラボカフェ「喫茶 高畑勲展」では、作品にインスパイアされたメニューが展開中。
なかでも、高畑勲監督の代表作のひとつである『パンダコパンダ』のキャラクターをモチーフにした『「パパンダカレー」(税込1780円)は、インパクト大!の看板メニューになっています。
また、グッズ売り場には、『平成狸合戦ぽんぽこ』正吉の、ぬいぐるみキーホルダー(税込1980円)も。
手触りがふわふわでとってもかわいいので、お持ち帰りしたくなること必至です。
展覧会の記念に購入したいポストカードも、種類が豊富に揃っているから、お気に入りのデザインをみつけてみてくださいね。
なお、グッズ売り場には『パンダコパンダ』のパパパンダと写真が撮れるフォトスポットも設置されています。
ふわふわの大きなパパパンダのお腹に飛びつくと、天井のカメラが写真を撮ってくれるというサービス。
データを持ち帰れるので、来場の記念にしてみてはいかがでしょうか。
世界観にどっぷり浸かろう名作アニメをさらに好きになれること間違いなしの「高畑勲展」。
暑い夏に涼しい屋内で日本アニメの世界にどっぷり浸る体験は、きっと特別な思い出になるはずです。
高畑勲監督作品をそこまで知らなかったという人でも楽しめる内容なので、気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね。
「高畑勲展 ̶日本のアニメーションを作った男。」 場所:麻布台ヒルズ ギャラリー(東京都虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階) 期間:2025年6月27日(金)〜2025年9月15日(月・祝) 時間:10:00-〜0:00(最終入館19:30) ※6月27日(金)〜7月18日(金)の火曜・日曜は10:00〜17:00(最終入館16:30) 料金:一般 2000円 / 専門・大学・高校生 1700円 / 4歳〜中学生 1400円 公式サイト:https://www.azabudai-hills.com/isaotakahata-ex/