
ごみ箱にそのまま捨てると不快なニオイを発したり、コバエの出現要因ともなる「生ごみ」。特に夏場はとても気になるもので、ごみ収集の日が待ち遠しくなってしまいますよね。そんな生ごみを家庭内で処理してくれるのが「生ごみ処理機」です。
今回は、生ごみ処理機の中でも、5万円以下で購入できる、エントリーモデルのおすすめを紹介します。
●生ごみを処理して防臭・防虫を実現
生ごみを処理する「生ごみ処理機」は、熱風を当てるなどの方法で乾燥させる、といった手段で生ごみの臭いを減らし、小さくしてくれる道具です。
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同じような役目を持つ道具に「コンポスト」というものがありますが、コンポストは植物を育てるための「堆肥」を生ごみから作るためのもので、その多くは防臭・防虫といった対策にはあまり向いていません。
一方、コンポストは価格が比較的安い製品が多いので、堆肥を作るのが主目的であれば、コンポストの使用がおすすめです。生ごみ処理機の中にも堆肥を作れるものもありますので、臭いを減らしながら堆肥も作りたいのであれば、そういった製品を選ぶのも良いでしょう。
生ごみ処理機のデメリットとしては、電気代がかかってしまうことや、稼働音がうるさいといったことがあげられます。どうしても気になる場合には手動式のものを選ぶといった選択肢もあります。
●コンパクトで手ごろなエントリーモデル|シマ パリパリキュー ライト PCL-35-BWR
「パリパリキュー ライト PCL-35」は、シマ株式会社(旧・島産業)の家庭用生ごみ処理機「パリパリキュー」の1〜3人用エントリーモデル。キッチンになじむシンプル&コンパクト設計を採用、縦・横A4用紙サイズ程度の卓上サイズで、置き場所に困りません。
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三角コーナーの代わりにバスケットをシンクに置き、生ごみを投入。バスケットごと処理容器に入れられるので、手を汚さず清潔に扱えます。操作はボタン2つのみの、迷わないシンプル設計で、ボタンを押せば温風乾燥が開始されます。
乾燥後はパリパリに乾いた生ごみを、水切りネットごと取り出して捨てるだけで処理は完了。乾いた生ごみは有機質肥料としても使用できます。グレイッシュシルバー、トリコロール、ピンクゴールド、ブルーストライプといったカラーを用意。パリパリキューの公式ストアでの価格は2万4200円(税込、以下同)となっています。
●エコな手回し式で堆肥の作成も可能|エコ・クリーン 自然にカエル S 基本セット
「自然にカエル S」は、家庭用生ごみ処理機の製造・販売や日用雑貨品の販売を手掛けるエコ・クリーン(大阪府岸和田市)の生ごみ処理機。生ごみのかき混ぜをハンドル式の手動にすることで、電気を使わない生ごみ処理を実現した製品です。
好気性で、低温でも充分な働きをする専用バイオチップ「エコパワーチップ」により、生ごみの嫌な臭いを抑制。ワンタッチで上ふたが開くので、料理をしながらでも、生ごみをスムーズに投入できます。
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生ごみの処理能力は1日当たり700g程度。投入した生ごみは、約3日で80%ほどが分解されます。チップ材の交換時期は4〜5カ月に一度。取り出したチップ材は有機肥料として利用可能で、園芸用の土に混ぜこんだり、花だんに撒くなどして利用できます。公式サイトからの購入となる「セルレットのゴトウ」での価格は3万5200円となっています。
●1〜5人用のスタンダードモデル|シマ パリパリキュー PPC-11
「パリパリキュー PPC-11」は、シマの生ごみ処理機「パリパリキュー」シリーズの1〜5人用スタンダードモデル。脱臭ユニットに独自の技術を採用、乾燥中のいやな臭いを、活性炭を使ったフィルターでしっかり脱臭します。また、空気を漏らさないようにするための負圧技術で臭いが外に漏れません。
生ごみの最適な乾燥状態を制御する自動停止機能「Pシステム」を採用しており、生ごみへの送風方法、温度、排気風量などのバランスを徹底的に調整することで、より短い乾燥時間を実現、電気代を節約します。
バスケットに骨や貝殻、爪ようじなどが入っていても処理が可能。面倒な分別作業をせずに運転できます。また、バスケットと処理容器は台所用中性洗剤でつけ置き可能。簡単なお手入れで清潔さを保てます。カラーは、ホワイト、ピンクゴールド、ブラック、マットブラックを用意。パリパリキュー公式ストアでの価格は4万1800円となっています。
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