ママスタ離婚したいけど踏ん切りがつかないというママは結構多いのではないでしょうか。先日ママスタコミュニティにも「離婚の背中を押してほしい」として、こんな投稿がありました。投稿者さんは結婚9年目、小学生の姉弟を育てているママです。
『旦那が自分のことしかしない。平日は早く出て行って帰宅は遅い。出勤が遅いときでも食事や子どもの準備など何もせず、1人で部屋に篭ってスマホ。見送りすらしない。出て行ったことにも気づいていない。子どもの塾の送迎を忘れて買い物に行ってしまう、または寝過ごす。1週間前から何度も言ってるのにその始末。休日は昼まで寝て、子どもの相手をしない。私と子どもたちだけで出かけて、旦那は1人で家にいるのに家のことを何もしない。好きなように動いている。何度言ってもなおらないので、私が全て終わらせてから出かける。子どものお菓子やご飯を勝手に食べて、ほんの少しだけ残す。「あったから食べただけ」と言って謝らない。何をするにも指示待ち。指示しても中途半端にしかやらない。何度も何度も話し合っていて、その度に「気をつける」と言うけどすぐ忘れる。相手の気持ちが本気でわからないと言う。子どもにも呆れられている。上の子は旦那を反面教師にしている。下の子は「パパはこういうものなんだ」と思ってきたのか、真似をするようになってきた。離婚したほうがいいのはわかっている。旦那がいないときは家が平和。私もラク。正社員の共働きだから、生活は最悪何とかなる。でも勇気が出ない』
旦那さんが家のことを何もせず、何度話し合っても改善しないとして嘆いていた投稿者さん。共働きのため経済的な面は心配ないというものの、離婚する勇気が出ないとしてママたちに背中を押してほしいと綴っていました。
この状況で離婚したいというのは、私のわがままかも?
『暴力やモラハラがあるわけでもないのに、離婚なんて私が考えすぎなのかとも思ってしまうんです。あと自宅がペアローンというのもあります』
投稿者さんは離婚に踏み切れない理由について、「家事育児をしてくれていないだけで離婚理由になるのだろうか」という思いがあるそうです。不倫やギャンブル、暴力、借金など決定的な出来事があるわけではなく、日々のストレスの積み重ねで離婚するのは自分のわがままなのではないかと悩んでいる様子。また夫婦正社員の共働きということで家をペアローンで購入したため、財産分与等で揉めるのではないかということも離婚に消極的になっている理由だそうです。
『暴力やモラハラだけが離婚理由になるわけではないよ。嫌なことを伝えても直してもらえないなら十分離婚理由になるし、旦那がいなければ平和ならそれが正しいってことなんだと思うよ。それでも気になるなら、もう一度だけ改善するチャンスを与えてみたら? それでもなおしてくれないなら、離婚しても気に病むことないでしょ?』
投稿文を読む限りでは、旦那さんは1人暮らしでまるで独身を謳歌しているかのような生活をしています。投稿者さんも正社員でペアローンを組めるほど稼いでいて、家事育児もすべて担っている様子ですから、離婚後も生活は成り立つのではないでしょうか。旦那さんがいないほうが家庭内も平和で、お子さんも反面教師にしている状況ですから、投稿者さんが離婚したいと思える立派な理由になるはず。それでも離婚を決められないのであれば、旦那さんに最終通告として話し合いの場を設けたり、次に何かがあったら離婚すると宣言したりして、その様子を見て判断するというアドバイスも。そこで「やっぱりダメだ」となれば、後悔せず離婚できるのではないでしょうか。
子どもたちの自立を待ってからの離婚でもいいのでは?
『私は話し合いをして将来離婚を決定したよ。経済的に子どもが自立してからということで、すぐには離婚しなかった。仮面夫婦だろうけど、お互いにプライベートは干渉しない、子ども関係のことは話し合うと決めて、肩の荷がおりて楽になったよ。今はもう子どもが自立したから離婚をした。急いで離婚する他にもやり方はあると思う』
『離婚までしなくても、旦那を収入源として割り切れない?』
『勇気が出ない、離婚を踏みとどまる理由を突き詰めて考えて言語化してみなよ。シングルマザーになることに抵抗がある? なぜ? シングルなんて今どき珍しくないし、婚姻関係を続けていることのメリットが何もないなら、離婚したほうがいいよね? じゃあ婚姻生活を続けておくことにメリットは本当にないのか? とかね』
旦那さんに期待するからイライラしてしまうのであって、最初からいないものとして捉えられたらきっと楽ですよね。たとえばお互いに干渉せず、仮面夫婦としてしばらく生活するという選択肢もあるでしょう。実際に将来的な離婚を話し合いで決めた上で、お子さんが大きくなるまでは仮面夫婦で過ごしたというママもいました。日々旦那さんにイライラすることはあっても「もう離婚は決まっているし」と思えることで、そのストレスも多少は軽減されたという体験談を綴っていました。投稿者さんも今すぐに離婚を選択せずに、自分の考え方や旦那さんへの期待値を変えるなどしてみるのもいいのではないでしょうか。また離婚を踏みとどまる理由をもっと突き詰めて考えていくのもいいかもしれませんね。離婚後の生活をシミュレーションしながら、「離婚しない今」と「離婚後の未来」を天秤にかけてみるといいのではないでしょうか。
もう十分悩んで苦しんだはず。離婚は自分と子どもの未来を守る選択だよ
『投稿者さんの負担が多すぎるよね、肉体的にも精神的にも。別れてもやっていける経済力があるなら、抜け出して楽になってほしいな』
『離婚は「失敗」ではなく、「自分と子どもの未来を守る選択」。もう十分頑張った。今度は自分を大切にする番。動いていいよ、大丈夫』
『どっちに行っても後悔は絶対にある。だったら自分が笑顔でいられるほうを優先的に選んだらどう?』
『お子さんたちにこれ以上悪影響を及ぼされる前に逃げて。私の両親も離婚して私は母について行ったけど、私も母も彼のいない生活は快適そのものだったよ』
筆者の友人にもこの投稿者さんと同じような状況で、ずっと離婚を悩んでいる女性がいました。ひとまず別居の形で未就学児と小学校低学年の子どもたちを引き取り、そこから離婚するかどうか考えることにしたそうです。しかしいざ別居をしてみると、旦那さんの存在が必要だと思うタイミングはまったくない。子どもたちも父親の話題を出すことはあっても強く寂しがることはなかったことから離婚をし、今はシングルマザーとして頑張っています。彼女は以前「離婚してみると幸せで、もっと早く決断すればよかった」と言っていました。お子さんたちからは「パパがいたときはママがイライラしていて嫌だった」と言われたこともあるんだとか。
今回の投稿でも、ママたちから投稿者さんが離婚に進むためのさまざまなコメントが寄せられていましたが、最終的に離婚を決めるのは投稿者さん自身。そして「離婚したい!」という気持ちが強ければ、いつでも行動に移すことはできるはず。ママたちからのコメントを参考に、今すぐに離婚をするのか、話し合いや様子を見てもう少し待つのかなどをじっくり考えて、後悔のない選択をしてほしいですね。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・くずり
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